滋賀県と西武ホールディングスの包括的連携協定締結1周年を記念し、西武鉄道が運行する「旅するレストラン『52席の至福』」では、滋賀県の食材をふんだんに使用した特別メニューの提供が始まっている。
滋賀県の三日月知事や西武HDの西山隆一郎社長らは18日、池袋駅の7番ホームで「52席の至福」の入線を迎え、記念撮影やインタビューに応じたのち、一般の乗客52名とともに乗車。11時2分、ホームの駅職員らが見送るなか飯能駅(埼玉県)に向けて走り出した。
52席の至福料理の監修は、滋賀県守山市出身で、フレンチ、イタリアン、ワインバーなどで研鑽を積み、南仏ニースでの修行経験も持つ、La gueule de bois(グルドボア)(東京都中目黒)のオーナーシェフ・布山純志氏が務めている。
ブランチコースのメイン料理では「近江鴨のコンフィ」が、ディナーコースのメイン料理には「近江牛の赤ワイン煮込み」が提供されるほか、前菜・スープ・デザートにも「赤こんにゃく」「忍葱」「ホンモロコ」などの滋賀の食材を使い、魅力を存分に引き出した内容となっている。
当企画に関連し今月17、18日の2日間は、西武鉄道池袋駅の地下改札駅前に滋賀県の物産ブースが設けられ、「赤こんにゃく」や「でっちようかん」「サラダパン」のほか滋賀の地酒などが並んだ。
18日には、滋賀県の三日月知事や西武HDの西山隆一郎社長らが特設ブースを訪れ、法被を羽織り、駅の利用者らに対してトップセールスを実施した。
報道陣からの問いに三日月知事は「協定締結からまだ一年だが、西武HDとの取り組みはグループ企業である近江鉄道とのものも含めて予想以上に多く生まれている」と話し、「鉄道を活用した観光の楽しさを共に想像していきたい」と話した。
同企画は2月7日8日、3月7日8日にも西武新宿駅駅構内スペースで開催される。
「52席の至福」の滋賀をテーマにした運行は、2026年1月から3月まで開催。期間中のブランチコースはすでに満席となっている。ディナーコースの残席は残り僅か。(1月19日現在)詳細は西武鉄道の公式サイトで。
西武 旅するレストラン「52席の至福」は全席指定の観光レストラン列車で、4両編成・定員は52名。土日を中心に年間100本程度運行している。車窓の景色を楽しみながら特別な食事が楽しめる。西武4000系車両をリメークし、秩父の四季と荒川の流れがダイナミックに表現した外装や、沿線の伝統工芸品や地産木材を使用した内装は建築家の隈研吾氏が担当。
ほかにもネーミングや車内メロディーなどにも各界を代表するクリエイターらが関わっている。