滋賀県と沖縄県は、平和・歴史・文化・スポーツや、健康長寿、産業振興など幅広い分野において交流や連携を強化する協定を結んだ。
9日に滋賀県公館で締結式が行われ、沖縄県の玉城デニー知事と滋賀県の三日月大造知事が協定書に署名。記念品として沖縄県から滋賀県へは琉球漆器の飾り盆と15年貯蔵の古酒泡盛が、滋賀県から沖縄県へは湖東焼の絵皿と近江の地酒が贈られた。
滋賀県が他の自治体と包括的な連携協定を締結するのは初。
連携協定締結のきっかけは、三日月知事が沖縄を訪問した際、沖縄戦で亡くなった滋賀県出身者の慰霊を続ける人々の話に感銘を受けたこと。交流の必要性を感じ、2024年に三日月知事から玉城知事に対し締結を提案し、その後の調整を経て本日の締結に至った。
歴史的にも、近江(滋賀)は陸路の要衝、琉球(沖縄)は海路の要衝として独自の文化を育んだ共通点や、彦根藩主・井伊家と琉球国王・尚(しょう)家の婚姻というご縁もある。
三日月知事は、両県の平和関連施設を活用した学芸的交流や連携展示の推進、 国スポ・障スポ大会での経験を活かして沖縄国スポ・障スポ(2034年)に向けた準備などへも協力していく姿勢を見せた。
締結式には両県人会、滋賀沖縄県人会と沖縄滋賀県人会の関係者らも立ち会い、先の大戦での犠牲者に対する深い哀悼の念をあらたにするとともに、恒久平和な未来に向けて、連携・協調関係を一層発展させていくことも確認された。