おごと温泉を訪れる宿泊客や観光客の移動利便性向上に向け、おごと温泉観光協会(大津市)は、滋賀ダイハツ販売株式会社(栗東市)と協力し、カーシェアリング、3人乗り電動バイク(トゥクトゥク)、電動キックボードを導入し、今月から運用を開始している。
おごと温泉観光公園の専用ポートに、カーシェアリング用の軽自動車とトゥクトゥクがそれぞれ1台、電動キックボードが4台整備された。
おごと温泉は京都から約20分、大阪からも約60分という好立地にありながら、最寄り駅のJRおごと温泉駅からの二次交通が課題とされてきた。
各旅館では送迎バスにより宿泊客らを駅まで送迎していたが、多様な周遊ニーズには十分に対応できていなかったという。
これまでも電動自転車の貸し出しは行っていたが、今回のカーシェア等の新モビリティ導入により、坂本の街並みや堅田の浮御堂など周辺の観光スポットへのアクセスが向上する。
カーシェアリングの利用には、TOYOTA SHAREアプリで会員登録を行うことで利用が可能となる。利用料は15分220円~。
トゥクトゥクの利用は、おごと観光公園でスタッフと対面して申し込むことが必要。運転には普通免許が必要。利用料は1時間3,000円~。
電動キックボードの利用には運転免許は不要、16歳以上が利用できる。専用アプリで利用者登録などを行ったうえで、スマートフォンから申し込む。利用料は15分330円~。歩道を通行する6キロモードと車道を通行する20キロモードの切り替えができる。ヘルメット着用推奨。
いずれも、貸出と返却はおごと観光公園の専用ポートで行う必要がある。
電動キックボードの専用ポートは、来年1月半ばにJRおごと温泉駅に追加設置されるということで、これにより駅とおごと温泉の移動などにも利用ができ、より一層利便性が高まることが期待される。
今月18日に行われた「新モビリティ導入キックオフプロジェクト」で、おごと温泉観光協会の池見喜博会長(暖灯館きくのや)は、「今回のプロジェクトはお客様だけでなく地域の住民の皆様にとっても有益であると思う」と話し、「今後、桜の季節に向け、地域を巡れるよう乗降場所や台数も増やしていきたい」と意気込みを語った。
地名の「雄琴」は、滋賀県の雄琴神社にも祀られている「大炊神 今雄宿禰命 (おおいのかみ いまおすくねのみこと)」の屋敷から、琴の音が聞こえたことが由来となり、姓の「雄」と「琴」をとって雄琴と呼ばれるようになったと言われている。
泉質はpH値9.0という高アルカリ性の単純温泉、入浴後は滑らかな肌になることが実感できる「美肌の湯」といわれる。
滋賀県大津市にある「おごと温泉地域」の観光振興と活性化を目的に地域の9つの旅館・ホテルで構成された団体。