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滋賀県初のJリーグチーム誕生!レイラック滋賀がJ3・JFL入れ替え戦に勝利しJ3昇格。滋賀のサッカー史が動いた!

 サッカーJ3・JFL入れ替え戦の第2戦が14日、静岡県沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場で行われ、滋賀県の「レイラック滋賀FC」(JFL)がアスルクラロ沼津(J3)と1対1で引き分けた。第1戦の結果(3対2)と合わせて2戦合計4対3となり、来季のJ3参入が決定。滋賀県初のJリーグチーム誕生となる。

歓喜の瞬間(サポーター席)
歓喜に沸くサポーター席

レイラック滋賀FC

 レイラック滋賀FC(Reilac Shiga FC)は、彦根市・草津市・東近江市を中心に滋賀県全県をホームタウンとするサッカークラブ。「滋賀の子どもたちに夢を」という思いを掲げ、U15チーム「FC Mi-O Catfish Kusatsu」として2005年に誕生し、2006年にトップチームが発足。2008年から日本の4部リーグ(1部から3部リーグが「Jリーグ」)に相当する「JFL(日本フットボールリーグ)」に18年間所属してきた。
 

 選手、クラブ、サポーターが一体となって滋賀県初のJリーグ参入を目指し、2023年に「MIOびわこ滋賀」から現名称に改め、クラブの経営体制刷新や選手補強で再出発。2024年からはJ3クラブライセンスを正式取得し、J3昇格に向けた体制を強化してきた。
 

 クラブ名は、スペイン語で“王”を意味する「レイrei」とフランス語で“湖”を意味する「ラックlac」から引用。「琵琶湖(レイク)に宿るパワーで幸運(ラック)を掴み取る」という願いも込められている。
 

 今季はシーズンを通して安定した戦いぶりだった。2024年8月からチームを率いる角田誠監督のもと、Jリーグでのプレー経験が豊富な櫛引政敏選手やロメロフランク選手、今季リーグ4位の11ゴールをマークしたアタッカー・人見拓哉選手などが活躍し、リーグ3位の得点力を備え、着実に勝点を積み上げた。16勝6敗8引き分けで2025シーズンを終えたレイラック滋賀は、JFL 16チーム中の2位となり、J3最下位のアスルクラロ沼津との「J3・JFL入れ替え戦」に臨むこととなった。
 

J3・JFL入れ替え戦 vs.アスルクラロ沼津

第1戦:12/7(日) ホーム戦 @平和堂HATOスタジアム (彦根市)

 チーム史上最多の9,006人がスタジアムに詰めかけた中、レイラック滋賀は前半3分にいきなり先制。互いに点を取り合う展開となり、2対2の同点で迎えた後半36分、人見拓哉選手のシュートは相手キーパーに阻まれたものの、途中出場の三宅海斗選手がこぼれ球をねじ込み、これが決勝ゴールに。大声援の後押しを受け 3対2で先勝したレイラック滋賀は、悲願のJリーグへ王手となった。
 

第2戦:12/14(日) アウェイ戦 @愛鷹広域公園多目的競技場 (静岡県沼津市)

 角田誠監督が「90分で滋賀県のサッカーの歴史が変わる」と表現した第2戦は、相手ホームの静岡県沼津市で14日午後2時にキックオフ。引き分け以上でJ3入りが確定、1点差の敗戦なら延長戦を行い、それでも決着がつかない場合はPK戦で勝者が決まる。

レイラックサポーター集合写真
遠方・静岡にもかかわらず、第2戦にも多くのサポーターが詰めかけ、ビジター席は完売

ついに迎えた悲願の瞬間!

 運命の大一番となった第2戦、レイラック滋賀は序盤から積極的に攻め、前半22分、前身のMIO時代を知るMF秋山駿選手がヘディングシュートで先制。すぐさまサポーター席に駆け寄り、喜びを分かち合った。

 2分後には追いつかれたが、最後まで主導権を渡さなかった。一進一退、追加点がないまま迎えた終盤では、相手チームに2人の退場者が。数的優位を生かしてそのまま1対1で試合を締めた。

 クラブ創設20年来の悲願「滋賀にJリーグを」の結実を告げる笛が鳴った瞬間、サポーター席は歓喜で包まれた。

試合終了の瞬間のサポーター席
歴史的瞬間に立ち会ったサポーター陣
涙を拭う選手や、抱き合う選手
喜びを噛み締める選手らの目には涙も

いざ、夢見た舞台へ・・・Jリーグでの活躍に期待!

 夢見た舞台に立つのは、来年2月から。

 三日月知事は16日の定例会見でこの栄誉を称え、「いよいよJリーグの舞台での戦い。さらに多く、また熱く、ファンを沸かせる、湖国を沸かせる活躍に期待したい」と述べた。

 また、滋賀県が元日本代表MFの乾貴士選手をはじめ多くのJリーガーを輩出しており、高校年代でも2005年度に乾選手を擁する野洲高校が県勢初の全国制覇、2023年度には近江高校が準優勝するなど「サッカー強豪県と言われることもある」としたうえで、「レイラック滋賀FCが今後さらに高いレベルで活躍され、みんなで熱く応援できる環境になることで、子どもたちにも『こんな選手になりたい』など夢を持てる存在になると思う。これは地域活性化にもつながる」と、県としてこれからも全力で応援していく姿勢を示した。

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