滋賀県教育委員会の指定事業である「高校版DMO・観光ビジネスプロジェクト」に取り組む県立大津商業高校(以下大商)と、「近江商人再生プロジェクト」として各地で行商体験を重ねている県立八幡商業高校が連携し、滋賀県情報発信拠点「ここ滋賀」(東京都中央区日本橋)で、滋賀の特産品PR販売と観光PRを行う「青春コラボ マルシェ in ここ滋賀」 を開催する。
高校生の実践的な教育の場として「ここ滋賀」を活用してもらい、若者の感性と創意を生かした滋賀の魅力発信により、観光客誘致や地域ブランド価値向上を図る狙いがある。
19日に行われた知事の定例記者会見の場で今回の「青春コラボマルシェ」の開催が発表された。
会見には、大津商業高校商業科3年の塩満蓮(しおみつれん)さん、鴻上菜乃葉(こうがみなのは)さん、山内理乃(やまうちりの)さんの3人が会見に同席、会見後のインタビューで、塩満さんは、「滋賀への移住者獲得の懸け橋になれるように頑張りたい」と述べ、鴻上さんは、「3年間大商で学んだ知識や経験が、実際の社会でどう役立つのかを学んできたい」と語り、山内さんは、「滋賀の魅力を感じてもらえるように全力でPRしてきます」と力を込めた。
マルシェは、12月13日(土)に両校の生徒8名が、「ここ滋賀」1階マーケット内において、特産品の販売や観光案内業務、来館者アンケート、近隣アンテナショップの実地調査などを行うもの。
県産品のPR販売では、生徒が選んだアロマスプレー、ハーブティー、芋けんぴ、おかず味噌の4種の商品を販売する。
また、「ここ滋賀」観光コンシェルジュと共に行う案内業務では、大商の生徒が中心となって選んだ大津や近江八幡の観光スポットを紹介するパンフレットなどを用いて観光案内を行うという。