滋賀県では、11月11日の「介護の日」に合わせ、県庁本館正面玄関および彦根城を“しがけあカラー”(ピンクとブルーの2色)でライトアップした。今年度から開始した新たな取組であり、介護に携わる人への感謝と敬意を示すとともに、県民が介護や福祉について考えるきっかけとすることを目的としている。
厚生労働省は、毎年11月11日を「介護の日」とし、介護について理解と認識を深め、現場で働く人、サービスを受ける人とその家族を支援するとともに、これらの人たちを取り巻く地域社会における支え合いや交流を促進するため、介護についての啓発を重点的に実施する日としている。
当日は18時から、ライトアップ点灯式が開催。初めに滋賀県健康医療福祉部次長からの挨拶があり、介護従事者への感謝と敬意の気持ちについて話され、これから介護に重視する人がさらに増えることへの期待についても言及された。
その後、健康医療福祉部次長のカウントダウンにより、県庁本館はピンクとブルーの2色による“しがけあカラー”で照らされ、歓声が沸き上がった。ピンクは介護のあたたかさを表し、ブルーは琵琶湖をイメージした滋賀県らしさを表している。続いてメッセージ動画の上映や、「しがけあアンバサダー」によるスピーチがあり、最後に記念撮影が行われた。
担当者は今回の取組のきっかけについて、「若手職員の発案によるもの。介護の日のPRが何かできないかと考えた時に、ライトアップイベントが発案され、企画に至った」とした。また、今回の取組を通して伝えたいことについて、「まずは介護現場で働く方々に感謝と敬意を伝えたい。また、ライトアップをご覧になった方々に、介護の日について知ってもらい、考えてもらうきっかけになれば」とした。