【イクボス】
職場で共に働く部下の仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)を応援しながら、組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と生活を充実させている上司(経営者・管理職)のこと。
企業経営者や管理職に、「イクボス」についての理解を深め、自社の職場環境をより良くするための具体的な行動をとってもらおうと、滋賀県と滋賀労働局は11日、県庁北新館5B会議室(大津市)でイクボスセミナーを開いた。
県内の民間企業や関係団体の経営者、管理職、人事担当者など30人余りが参加した。
近年、働き方改革や従業員のワークライフ・バランスの向上がより重要なテーマとなるなか、「イクボス」の理念は、従業員や組織の成長を支援しつつ企業の持続可能な発展を目指す取り組みとして注目されているという。
セミナーでは、岸本織江滋賀県副知事の挨拶に続き、多和田治彦滋賀労働局長が、子育てサポート企業を認証する「プラチナくるみん認定」の説明を行い、仕事と育児の両立できる環境づくりに取り組むよう参加者に呼び掛けた。
つづいて、古河AS株式会社 人事部長の池田賢也氏、甲賀高分子株式会社代表取締役社長の石田秀幸氏、株式会社滋賀銀行 人事部部次長兼人材開発グループ課長の石丸 寛子氏と多和田局長が登壇し、職場環境改善に向けてのパネルディスカッションを行った。ファシリテーターは岸本副知事が務めた。
参加者らは、映し出された資料をカメラに撮ったり、メモを取るなどして、熱心に聞き入っていた。