7日から10日にかけて中国を訪問している三日月知事とともに、中国・湖南省との平和交流事業に「青少年平和交流団」として県内の高校生らが参加している。
青少年平和交流団は、県内11校56名の応募者から作文審査により選出された高校生(35名)と、これまでから湖南省と交流してきた書道分野の高校生(公募のうえ作品の採点等により選出された10名)などで構成。いずれの高校生も事前の平和学習に参加しており、平和の大切さを未来に伝え、国際平和交流の推進を図るため、また世界との架け橋となる人材を育成するために派遣されているもの。
10日には、現地の高校生らと様々な交流を行った。
中国発祥の伝統武術「太極拳」体験では、滋賀県と湖南省の高校生がペアとなり、ともに体を動かしながら、言語の壁を感じさせない和気あいあいとした雰囲気で交流した。
また、伝統文化「螺旋細工」や、歴史ある「漢服」の着用など、中国ならではの体験を行った。
夜には湖南省の首都・長沙中心街のナイトエコノミーを見学。普段見ることがないネオンの光に驚きつつも、滋賀ではお馴染みの「平和堂」の文字を見て安心する高校生も多々。
国境を越えた若い世代の交流。そのコミュニケーションの一つ一つが、将来の滋賀県と湖南省、ひいては世界の平和につながる「小さな架け橋」となる可能性を秘めている。