滋賀県が取り組むサーキュラーエコノミー(循環経済)の実証事業「Repair Challenge(リペアチャレンジ)」の初回販売会が1日、大津市中央の町屋「クラフトマンカレッジ」で行われた。
リペアチャレンジは、モノを長く使い、資源を循環させる経済システムへの移行が強く求められているなか、滋賀県でも資源のもつポテンシャルを最大限活かそうと「循環する経済モデル」の構築を目標に今年度から進めている事業。
広域自治体で実施する取組は全国初。
近江八幡市、草津市、栗東市、甲賀市、湖南市、日野町、竜王町、愛荘町、豊郷町、多賀町および甲賀広域行政組合の協力のもと、排出された家具類の中から、再び使用できる見込みのあるものを選別・回収し、修理や清掃を行ったうえで毎月第1土曜日にクラフトマンカレッジで対面販売を行うもの。
修理は株式会社木の家専門店谷口工務店(本社:竜王町山之上)に委託し、同社の職人やスタッフが清掃・補修・再塗装などを行っている。
販売初回となった11月1日は、10時のオープン前に15名ほどが並んだ。当日用意された家具は約200点。49名が89点を購入した。売上金額は15万8千円。
県循環社会推進課によると、現在は修理や販売のデータを収集・分析している段階であり、今後はその結果も踏まえて、制度面・運用面・経済面からの販売整理を行う予定としている。
次の販売会は、今回と同じ会場(クラフトマンカレッジ)で12月6日(土)の10時~16時で行われる