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実りの秋「甲賀のんべえ倶楽部」のメンバーらが稲刈り

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稲刈りイベントに参加した甲賀のんべえ倶楽部の会員ら

 甲賀市の農家や酒蔵、酒販店、日本酒愛好家らで組織するNPO法人 甲賀のんべえ倶楽部(理事長:吉田敏彦)の会員らが18日、同市甲南町地先にある同法人理事の倉崎和雄さんの田圃で、今年6月に植えた酒米(山田錦)の稲刈りを実施した。

 同倶楽部は2010年に「酒好きの夢であり道楽である一からの酒づくり。自らつくった酒を飲むことは、どんな酒よりもうまいはずだ」と意気投合して設立。現在の会員数はおよそ60人。

 毎年、収穫した酒米は、倉崎ファームで脱穀・乾燥し、地元の2蔵(美冨久酒造、笑四季酒造)に搬入、両蔵で醸され、倶楽部のオリジナル銘柄酒「しのび」として会員に渡されるほか、数量限定で販売している。

 稲刈り当日は、6月8日の田植え体験に参加していた山本さんファミリー(大阪市)が、これまた初体験となる稲刈り体験にも参加した。

 倉崎さんから鎌の使い方などのレクチャーを受け、「はじめて持った」という鎌を使い、一束一束刈り進んでいった。

 また、甲賀市内の事業所で2年前から働くベトナムからの技能実習生チャン・フォン・タオさん(23)も、職場の上司が同倶楽部の会員であることから、初めて参加した。母国の実家でもコメ作りはしているものの、「手による稲刈り自体は初めて行った」とのことで、作業を終えた感想を問われ、「(稲を刈る)感触がすごくよかった。楽しかった」と話した。

 約3反(3000平米)の田圃の一部分を手刈りで行った。残りは天候を見ながら、コンバインで実施するという。

 お問い合わせは、同倶楽部事務局:リカーショップやまなか(甲賀市)まで。0748-62-0038。

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倉崎氏から鎌の使い方を教わる山本さん一家
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タオさん(左)
お問い合わせ
知事公室 広報課
電話番号:077-528-3040
メールアドレス:[email protected]