滋賀で44年ぶりの開催となった国民スポーツ大会『わたSHIGA輝く国スポ』は8日、彦根市の平和堂HATOスタジアムで総合閉会式が行われ、閉幕した。
大会では、滋賀県選手団が男女総合優勝・女子総合優勝ともに1位となり、天皇杯・皇后杯を獲得した。
総合閉会式のあと、選手団の解団式が行われた。
総合閉会式に引き続き、総合閉会式のフィールド司会者を務めた俳優の八木莉可子さん、e-radioパーソナリティの仙石幸一さんが担当。
スタジアムの大型スクリーンに大会を振り返る映像が流れた後、滋賀県スポーツ協会の河本英典会長が、「スポーツの持つ力、これがこれからの滋賀県の活力になると思う。培った想いを次世代に繋げてほしい」と挨拶。
三日月知事からは、「皆さんの輝きを未来に繋げてください」と話し、「皆さんの輝きを多くの分野に波及させていきたい。滋賀県の輝きを全国に世界に発信する」と語った。
今大会を最後に引退を表明しているセーリング競技の伊勢田愛 さんが選手を代表して挨拶。「今まで経験したことのない大きな声援の中で試合に挑めたことに対し、感謝の気持ちでいっぱい」と謝意を述べた。
伊勢田選手は、成年女子・国スポウィンドサーフィン級で優勝。選手生活最後のレースで見事に有終の美を飾っている。
団旗返還は、総合開会式で滋賀県選手団の旗手を務めた島田隼輔 選手(ローイング競技)から、河本会長へ手渡された。
最後は、選手一人ひとりの名前が映ったエンドロールを全員で見届け、解団式は終了した。