国スポ・テニス競技が4日間の競技を終えた。
テニス競技は、9月29日から10月2日までの4日間、大石緑地スポーツ村(大津市)で成年男女、少年男女の4種別で行われた。
成年男子は昨年のSAGA国スポに続く連覇を狙ったが、昨年3位の愛媛に競り負け2位。成年女子は初優勝。少年男女も含めた競技別得点では55点を獲得して見事1位で競技を終えた。
2日に行われた決勝戦では、滋賀(成年女子)は岡山を2-0のストレートで破り勝利。初優勝を飾った。
シングルス1戦目は阿部宏美選手(滋賀県スポーツ協会)が中島玲亜選手と対戦し8-2で勝利すると、続く2戦目は山﨑郁美選手(滋賀県スポーツ協会)が中島莉良選手と対戦。接戦となったが、終盤で流れをつかんで最後はサービスエースとなり、右手を突き上げて喜びを爆発させた。
隣の1番コートで行われていた、成年男子の決勝戦(滋賀-愛媛)では、出場選手の3人が伊予銀行所属。
シングルス1戦目は、清水悠太選手(三菱電機、湖南市出身)と楠原悠介選手の対戦。清水選手は序盤でブレークを許し、終始追いかける展開ながらも12ゲーム目で追いつくも、その後は一進一退、最後はタイブレークで敗れた。続く2試合目の中川舜祐選手(伊予銀行、光泉高出身)の対戦相手は伊予銀行プロ登録の片山翔選手。こちらの試合も接戦となり、中盤、一度はリードするも最後はゲームカウント7-9で力尽きた。
最後のスタンドへの挨拶では清水選手が、「負けたのは僕の責任」と悔し涙を流した。
コート脇の満席のスタンドからは、滋賀県チームへの大きな歓声と拍手が送られた。