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『わたSHIGA輝く障スポ号』信楽高原鐡道で運行(10月28日まで)

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山口選手が大きくラッピングされた車両を背に出発進行の合図を送る山口一日駅長(左)

 10月25日(土)に開幕する「わたSHIGA輝く障スポ」(障スポ)を盛り上げようと、信楽高原鐡道・信楽駅で23日、障スポに出場する滋賀ゆかりの選手がラッピングされた車両『障スポ号』がお披露目され、出発式が行われた。

 滋賀県障がい者応援プロジェクト(会長:小河文人)が企画し、滋賀県、甲賀市、信楽高原鐡道が連携するかたちで、出発式・運行を迎えたもの。

 午前9時から行われた出発式には、パラ卓球世界ランキング1位で「しがスポーツ大使」の山口美也選手が一日駅長として出席。

 ほかにも県代表として出場する上林一生選手(ボッチャ)、木村茂一選手(フライングディスク)、西村裕美選手(フライングディスク)、近藤寛子選手(陸上)、清水千浪選手(車いすバスケットバール)、福井香澄選手(水泳)や関係者ら200が参加した。

 司会の別井敬之アナウンサーから、駅長になった感想と、これから(大会に向けて)どのような戦いをしていこうと思うかと問われた山口選手は、「今日一日駅長さんを頑張ります。大会では、金メダルを目指して頑張ります」と話し、参加者からたくさんの「がんばれー」の声援を受けた。

 小河会長は、「障がい者スポーツに対し、一心(心をひとつにして)支援していこう」と挨拶。

 岩永甲賀長は、信楽が「福祉の父」と称される池田太郎氏や糸賀一雄氏の精神を受け継ぐ「福祉のまち」である歴史的背景に言及し、障スポに対し、「する・見る・知る・支える」という多様なかかわり方を呼びかけた。

 その後、障スポ県代表出場選手らが順に大会に臨む意気込みを語った。

 上林選手は、甲賀市で開催されるボッチャに出場、チームのキャプテンも務める。

 木村選手は、個人競技では最多出場の障スポ9回目の出場となる。「必ず金メダルを取る」と話す。

 西村選手は、地元での大会に緊張するとしながら、「拍手が力になる。がんばりたい」とコメント。

 近藤選手:「伴走者と一体となった走りで、『共生』の姿をみせたい」

 清水選手は、車いすバスケットの見どころを「スピード、ぶつかる音、タイヤの焦げるにおいなど五感で楽しめる魅力」と紹介。

 福井選手(パラリンピアン)は、50mバタフライの日本記録更新を「地元大会なので、リラックスして臨み、100%達成できそう」と会場をわかせた。

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式には、戦場カメラマン・渡部陽一氏がサプライズゲストとして登場。渡部氏が、「世界中を廻って感じたのは、世界は『ノーボーダー』誰しもが自由に、みんなが一緒に、柔らかく、温かい時間に包まれていました。今日は障スポ号に乗るためにお邪魔しました」と挨拶。

 障スポ号は定刻どおり9時46分に出発。山口一日駅長の合図により、渡部氏らを乗せて出発していった。

 障スポ号は、来月10月28日まで運行する。車両の両側には、障スポ大会に出場する選手10名の写真がラッピングされている。車内には、障スポ競技を紹介するパネルも設置されている。

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