琵琶湖で獲れた湖魚と滋賀県産の農産物を使用したおもてなし料理『びわ湖魚グルメ』の関係者向け試食会が3日、ピアザ淡海(大津市)で開かれた。
3年目を迎えた「びわ湖魚グルメ』の取り組みは、来年2026年1月頃の第3弾メニュー提供開始に向け、現在、各事業者においてメニュー開発が進められている。今回はニゴイなどの低利用魚を活用したグルメ開発や、スイーツをはじめとするグルメのバリエーションを強化し、合計100メニューを提供することを目標に取り組んでいる。
3日に行われた試食会には、当企画に参画している事業者のおよそ半数、新規参画事業者10者を含む23事業者が参加した。
開発を進めている、あるいは開発したメニューを持ち寄り、試食の感想やアンケートに答えてもらいながらメニューの完成度を高めようとしていた。
『びわ湖魚グルメ』は、琵琶湖システムが2022年に世界農業遺産に認定されたことを機に開始され3年目を迎えている。県全体で取り組むサスティナブルなご当地グルメの取り組みは全国初とされる。
琵琶湖を守る4つの『て』(守り手、繋ぎ手、買い手、支え手)のつながりをもとに、琵琶湖も守りながら滋賀のファンを増やすことを目指して実施しているもの。
グルメメニューの条件は、「琵琶湖で獲れた湖魚と滋賀県産の農産物を使用すること」と「年間を通じて提供可能であること」のふたつ。
2023年は30店舗で45メニューが開発された。2024年は45店舗で71メニューがデビューしており、2024年2月8日から2025年6月30日までの期間で24万食を売上げ、11.4億円を販売している。
また、これらの取り組みが評価され、「じゃらんの元気な地域大賞」も受賞している。