滋賀県は28日、今秋に開催する「わたSHIGA輝く障スポ(第24回全国障害者スポーツ大会)」へ特別協賛をいただいている大同生命保険株式会社と包括的連携協定を締結した。
びわ湖大津プリンスホテル3階「箱館」の間で行われた協定締結式には、同社代表取締役社長の北原睦朗氏らが出席、県側の出席者である岸本織江副知事とともに協定書に署名した。
協定では「中小企業振興に関すること」や、「スポーツ・文化の振興に関すること」など8項目に共同して取り組むこととされている。
協定締結を終えた岸本副知事は、「県民のために、息の長い連携を行っていきたい」と期待感を述べると、北原社長は「この協定は滋賀県と弊社の新たなパートナーシップのスタート。(大同生命の得意とする)中小企業とのネットワークを活用した取り組みを進めていきたい」と話した。
大同生命保険株式会社は、全国障害者スポーツ大会に毎年社会貢献活動の一環として特別協賛を行うとともに、同社創業者の一人である実業家・広岡浅子と、開催地の偉人との縁やつながりを紹介する展示会を毎年開催している。
今年の滋賀での関連展示は「広岡浅子とヴォーリズ・一柳満喜子」展と題し、ヴォーリズ来日120年、加島屋(大同生命の前身)400年記念として、同社と学校法人ヴォーリズ学園が主催する。
一柳満喜子は、広岡浅子が後継者として婿養子に迎えた広岡恵三の妹にあたる。
W.M.ヴォーリズは、広岡家の邸宅の設計を手掛けていたことから、満喜子と運命の出会いをし、浅子の後押しもあり、結婚している。