滋賀県が整備を進めてきた木育拠点施設「しがモック」が24日にオープンする。
三上山(野洲市:標高432m)の麓にある県立近江富士花緑公園内の施設をフルリノベーションして内装を一新したもの。
公園内にある、旧森林(もり)のわくわく学習館の建物内部をびわ湖材をふんだんに使い、子どもから大人まであらゆる世代が、木とふれあったり木に学びことのできる施設として生まれ変わった。
設計は、びわ湖材を使った建築を数多く手掛けてきた宮村太設計工房(大津市)が担当した。
内部は、メインスペース▽あかちゃんスペース▽まなびスペース▽ギャラリースペースからなる。
メインスペースには、既存建物の宝形屋根を活かした勾配天井とすることで、空間に拡がりを持たせている。床材は桧のフローリングが張られ、比良山地をイメージしたオブジェ(遊具)や琵琶湖のプール、木組みジャングルジムも置かれ、遊具を通じた遊びの中で郷土愛や感性を育みたいとしている。
施設を管理するスタッフの方が、木のぬくもりや感触をより強く楽しんでいただける「裸足」での入場を呼び掛けていた。
一般利用は8月24日(日)から始まる。
利用料金は、中学生以上500円、小学生以下が250円。小学生以下の利用には保護者の同伴が必要。ほかにも平日年間パスポートも販売される(中学生以上1000円、小学生以下500円)。
また、団体利用料金や、平日の貸し切り利用も可能。
しがモック
所在地:滋賀県野洲市北櫻978-95
近江富士花緑公園内
開館時間:9時30分~16時
連絡先:077-586-4100
休館日:毎週月曜日、年末年始、施設点検日