現在開催中の大坂・関西万博の海外パビリオンスタッフや駐日外国公館の職員を対象とした滋賀県内の観光地視察ツアー(ファムツアー)が7月29日に行われた。
万博に出展している海外パビリオンの関係者ら13か国の24人が来県し、びわ湖テラスからの景色や、びわ湖クルーズでの食事、信楽での陶芸体験などを楽しんだ。
海外パビリオンの関係者や駐日外国公館とのつながりを強化することにより、今後の滋賀へのインバウンド誘客につなげようと、滋賀県とびわこビジターズビューローが企画した。
オーストリアやカナダ、クロアチアなどの海外パビリオンのスタッフや、中国、インドネシアの駐日外国公館の職員が参加した。
JR大津駅で集合した参加者らは、バスで移動、びわ湖テラスからの滋賀・びわ湖の景色を楽しみ、浜大津港から外輪船ミシガンに乗船してランチクルーズを堪能、BIWAKOモニュメントの前で記念写真を撮るなどした。
クロアチアパビリオンの館長で、自身は20年ほど前に友人の結婚式で滋賀に来たことがあるというエドワード片山トゥリプコヴィッチさん(クロアチアと日本のハーフ)は、「びわ湖テラスは初めて行ったが、その景色の美しさに強く感動した。クルーズでも、びわ湖の美しさや滋賀のホスピタリティ、やさしさ、細やかな気遣いにアットホームな雰囲気を感じた」と述べ、今後の文化交流、観光交流の可能性に期待を示した。
この後、参加者らは、陶芸体験を行うために、甲賀市信楽の陶芸村に向け出発した。