小中学生が滋賀県の課題について考え、解決策を提案する「滋賀県子ども県議会」の子ども議員の任命式が27日、滋賀県庁新館7階大会議室で行われた。
任命式では、小学4年生から中学3年生までの子ども議員一人ひとりに、三日月大造滋賀県知事から任命書が手渡された。
任命書授与の後に知事は、「3つの『み』を大切にしてください」とあいさつ。
1つ目の「み」は自らのこと。自分のこと、何になりたいか、何が好きか、何が苦手か、将来の夢などを大事に考えることだと話しました。
2つめの「み」は、みんなのこと。身の回りのこと、友達、おじいちゃん・おばあちゃん、自然環境、山、川、木、草、虫、鳥、魚などを考えることの重要性を強調しました。
3つ目の「み」は未来のこと。将来のこと、10年後、20年後、おじいさん・おばあさんになった時の滋賀県の姿などを一緒に考えようと呼びかけました。
子ども県議会議員の40人は、今日から任期が開始、来年2月まで活動を行う。
8月から12月にかけて、6回の学習会と、2回の地域体験活動が予定されている。それぞれ興味・関心のあるテーマごとにグループをつくって、12月25日には「子ども県議会」本番で、知事や県幹部に対して、みんなで考えて話し合ってきた意見の発表や提案を行う。
本日の任命式・学習会・地域体験活動・県議会・ふりかえり交流会の全11回の活動を行う。
子ども県議会とは・・・
次代を担う子どもたちが自ら考え、自ら行動する力を引き出すとともに、子どもが参画する社会づくりを進めることを目的として実施しているもの。
小学4年生から中学3年生の子ども議員が滋賀県をテーマに体験したり、考えたりする中で、活動の集大成として子ども県議会を開催し、自分たちの意見を提案提言する。
2025年度の募集テーマは、「私が輝く、未来・いのち輝く、滋賀へ」
子ども議員は下記の8つの細テーマで活動する。
1.まちづくり・防災・交通・地域振興
2.平和(戦後80年)・国際
3.観光・文化・伝統・歴史
4.農業・水産・食
5.琵琶湖・環境・自然・森林
6.子ども・学校・教育
7.多様性・共生社会
8.自由テーマ