沖島漁業協同組合では、沖島の玄関的施設である「沖島漁業会館」を、今秋から1年程度の期間をかけて修繕(リニューアル)を行う計画を立てている。
人口が200人余りの沖島には、近年、観光を目的とした来島者が年間およそ2万5千人訪れるようになり、観光客受け入れの機能を持った施設の不足が課題となっていた。
今回、漁業会館の修繕(リニューアル)に伴い、開かれた水産施設を目指すために、食堂や展示・情報発信スペースの整備も行うこととし、その費用の一部をクラウドファンディングで募ることとなった。
国内最大級のクラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で14日から支援を募っている。
返礼品には沖島ならではのユニークなメニューが揃っており、「ただただ応援(3,000円)」から、沖島漁師の夫人らで構成する「湖島婦貴の会」から郷土料理でもてなしを受ける「貸し切り夜営業湖島婦貴の会Babar★ナイト(500,000円)」などが用意されている。
地域おこし協力隊として2020年から沖島に関わり始め、現在は漁業組合で当プロジェクトを担当している川瀨明日望さんは、「びわ湖の魚食文化を楽しめる食堂などを整備し、交流を生み出す施設として、多くの人に施設に足を運んでいただきたいので、応援よろしくお願いします」と、協力を呼び掛けている。