今年5月に台湾で開催された「ワールドマスターズゲームズ2025台北市・新北市」に出場した選手10名が10日、岸本副知事を訪問し、大会への出場報告を行った。
副知事室を訪問したのは、陸上の曽野 政男選手(71・栗東市)、中江 保子選手(43・近江八幡市)、大西 繁人選手(66・大津市)の3選手と、ローイングの中西 雅子選手(82・大津市)、安達 温二選手(78・草津市)、長瀬 伸子選手(73・大津市)、中出 佳栄選手(68・大津市)、木村 祐子選手(67・草津市)、武良 美恵選手(50・草津市)、東 暢子選手(50・大津市)の7選手の合計10選手。
ワールドマスターズゲームズは世界最大級の生涯スポーツの国際総合競技大会。
世界中から集った多様な参加者や開催地の方々との間での交流に重点が置かれているのが特徴。
選手から報告を受けた岸本副知事は、2年後に関西で開催するワールドマスターズ(WMG)を見据え、「(台湾大会での)優勝のご経験もある皆さんのお力もお借りなしながら、開催の盛り上げに努めていきたいと思っている」と述べた。
70歳以上の陸上競技5,000mや10,000mに出場し、優勝した曽野さんは。「70代だが、永遠のセブンティーン(17歳)だと挨拶するようにしている」と話して場を沸かせた。そして、「ゴール直前には、久しぶりに心が躍った。こういった気持ちになれるのがWMG。(競技を)続けていると必ずいいことがある」と笑顔をみせた。2年後の大会への意気込みを問われると、「ホストとして、自分が受けたおもてなしをして、世界中から来られる参加者に笑顔で帰ってもらえるよう取り組みたい」と力を込めた。
ローイング女子シングルスカル80+に出場し優勝した中西さんは「友達に誘われて競技を始めたが、気が付いたらどっぷりと(嵌まった)」と競技歴を紹介した。毎日瀬田川で練習しているのが元気の秘訣だという。2年後の大会について聞かれると、「是非出場したい。シングルスカルで金メダルを取りたい」とほほ笑んだ。
本年5月17日(土)から30日(金)に台湾の台北市と新北市で開かれた大会では、公式競技35競技が開催された。
2年後の2027年5月には「ワールドマスターズゲームズ2027関西」が関西一円で開催され、滋賀県内では、公式競技の6競技が開催される。
WMG関西のエントリー受付は来春にはじまる。
県内開催競技
▼ローイング(大津市)、▼ドラゴンボート(大津市)、▼10km ロードレース(彦根市)、
▼ソフトボール(草津市、守山市、東近江市)、▼軟式野球(東近江市、守山市)、▼ホッケー(米原市)