滋賀県とNTTビジネスソリューション株式会社(大阪市)と株式会社REXEV(東京都)の3者は、7月から電気自動車(EV)を県職員と県民・観光客がシェアリングするする「公用車を活用したEVカーシェアリング実証事業」がはじまった。
リースで調達したEV(日産リーフ)1台を、平日は県職員が公務で利用し、休日は県民や観光客が日常の買い物や観光といった用途で利用する仕組み。
EVは県庁本庁舎西駐車場(大津市京町4-1-1)の奥の区画に駐車されている。
県民・観光客は、土曜日、日曜日、祝日の0時~24時の間で15分単位で予約が可能。料金は15分220円~。
利用にあたってはカーシェアリングサービスアプリ「N.mobi」をダウンロードし、アカウント登録などを行い、2種類のコースのうち、利用するコースを選んで登録する。
本実証事業の主体は滋賀県、NTT社がカーシェアに係るサービス提供準備・充電設備構築・車両調達、実証事業の企画・とりまとめを行い、REXEV社がカーシェアサービスの提供を行っている。
県によると、実証実験が始まって初の週末となった先週末に1件の一般利用があった。
実証実験の期間は来年3月上旬まで。
担当者は「県民の皆さんや観光客の皆さんにもEV利用を試していただくことで、ニーズを把握しながら、EVの普及促進や移動手段の多様化などに取り組んでいきたい」と話している。