地方創生2.0の実現に向け地域の取組を把握しようと、伊藤良孝新しい地方経済・生活環境創生担当大臣が2日、滋賀県を訪れ、県内3地域の取組を視察した。
近江八幡市の沖島では、島の状況や、県の漁獲報告WEBアプリ「湖レコ(ウミレコ)」の利活用の状況を聞き取った。
島の状況説明では、沖島漁協の冨田善久副組合長が全体の説明を行ったのち、漁師の妻たちで構成する「湖島婦貴の会」の中村みち子会長と宮本智代美さんが、会のメンバーは現在21人で、3班体制で沖島の味を提供しているとしたうえで、「今後、沖島会館のリニューアルが予定されているので、新しくなる施設に一人でも多くの方に来てもらいたい」と抱負を述べた。続いて近江八幡市役所企画課の武田善雄課長が、今春から沖島に配属となった地域おこし協力隊の平尾友里さんと杉浦健介さんを紹介した。
竜王町では、ダイハツ工業滋賀工場-竜王町バイオマス産業都市構想-を視察。昨年12月に本格稼働を開始したバイオガス実証プラントを視察した。
高島市では、琵琶湖に群生するヨシを使った和紙糸織物「琵琶の葦布」を開発・販売する高麻株式会社工場を視察した。