全国的にみても珍しい電車の車窓から見る田んぼアートの田植えが8日、甲賀市水口町牛飼地先の田圃で行われ、県内外からおよそ250人が参加した。
田植えが行われたのは、甲賀市の貴生川駅と信楽駅間を走る信楽高原鐡道の軌道に面する田圃。
信楽高原鐵道の乗客を増やそうと、『うしかい田んぼアート実行委員会』が企画したもので、今年が10回目の開催で、県内外から約250人が参加して行われた。
今年のデザインは、今秋県内で行われる国スポ・障スポのマスコットキャラクター「チャフィー」。くノ一の衣装を纏い、手には手裏剣をもつ。
あらかじめ田圃には、信楽高原鐵道の車窓の高さから正しく見えるように測量によって求められたポイントに杭が打たれていて、参加者らはそれぞれ決められた色(紫、橙、白、赤、黄、緑)に育つ水稲を手植えしていった。
実行委員会の代表山田嘉一郎さんによると、稲が育ちはっきりと姿が浮かび上がるのは7月10日以降となる予定とのこと。一番の見頃は7月中。それ以降は稲穂の色のコントラストが弱くなっていくと話します。
チャッフィーはキャッフィーとともに、『わたSHIGA輝く国スポ・障スポ』を盛り上げるキャラクター。
キャッフィーとチャッフィーの愛称をあわせると『キャッチ』となり、人の心をキャッチするという願いが込められています。
実行委員会のメンバーは、「参加者らが思いを込めて植えた田んぼアート。見事な絵を浮かび上がらせる時期に来ていただき、信楽高原鐡道に乗って楽しんでもらいたい」と話しました。