写真・画像提供:西日本旅客鉄道株式会社
西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)は5月30日、2025年6月で運行8周年を迎えた豪華寝台列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」が、来春から琵琶湖を巡る新コースを走ると発表した。
運行開始以降、京都駅と下関駅を結ぶ5コース(山陰コース(上り)・(下り)、山陽コース(上り)・(下り)、山陽山陰コース(周遊))で運行していたが、今回、山陽コースを「びわ湖周遊・せとうちコース」として見直す。
上り下りの2コースが誕生し、ともに1泊2日の特別な旅が提供される。
上りのコースでは、下関駅を出発し、2日目に近江八幡駅(近江八幡市)で下車し、明治時代から昭和初期にかけて近江八幡市を拠点に活躍した米国出身の実業家W・M・ヴォーリズが手掛けた建築や、県内で最大の観光客が訪れる人気観光スポット「ラ コリーナ近江八幡」などを巡る。
下りのコースでは、京都駅を出発し、湖西線、北陸線、琵琶湖線を経て下関駅へ向かう。初日に木之本駅(長浜市)で下車し、国宝「十一面観音立像」が間近で拝観できる渡岸寺観音堂や木造千手観音立像を安置している赤後寺を見学する。
瑞風(一泊二日)では初日の昼食、夕食が、二日目は朝食と昼食が提供されている。
今回の発表では、新たに設定された新コース「びわ湖周遊・せとうちコース(上り)」の2日目昼食を、長浜市黒壁のイタリアンレストラン「Biwa collage」のエグゼクティブシェフ市山 技氏が監修すると紹介された。