今年度1回目となる知事の「北の近江」現場訪問が23日、長浜市で行われた。
県立伊香高校(長浜市)を三日月知事が訪れ、今年度新たに開設された「森の探求科」の生徒5人と懇談した。
懇談会に参加したのは、1年1組の安藤佑さん、小澤香穂さん、髙橋めいさん、宮部莉苑さん、山内惟央さんの5人。
大津市から通学している安藤さんは、知事から志望動機を問われ、「もともと自然が好きで森について学びたいと思って入学した」と述べ、知事から「遠いけど、毎日通ってみてどう」と問われると「めっちゃ楽しいです」と即答した。
他の4人も「普通科では学べないことが学べるから」(小澤さん)や、「生き物や自然が好きで学びたいなと思った」(髙橋さん)、「小さい時から外で遊ぶのが好きで、今回進路を決めるにあたって森の探求が一番だと思った」(宮部さん)、「自然と関わっていきたいと思った」(山内さん)と理由を紹介した。
将来のことを問われると、宮部さんは「森に関わって、自分が好きなこともやっていけるようなことを目指したい」と力を込め、知事は「見つかると良いね」と応じた。
同校の「森の探求科」は森林のさまざまな役割を学び、湖北・滋賀の未来を創造し、持続可能な地域社会を支える人材育成を行おうと今春開設。17人が通学し、うち1人が木之本地域に下宿しているという。
この後、知事は学習フィールドとなっている校舎裏山の林の中を歩き、学校長から話を聞いた。
その後木之本町内の生徒下宿先へ移動し、「木之本留学サポートの会」のメンバーと意見交換を行った。