JRグループが地域と連携して実施する大型観光キャンペーン「デスティネーションキャンペーン」通称「DC」の2027年秋の開催地が、滋賀県に決定した。15日には大津法BIWAKOモニュメント前でDC決定通知書伝達式が行われた。
JR西日本の財剛啓京滋支社長は「JRグループでは2027年10月1日から12月31日までのデスティネーションキャンペーンを貴県にお願いする。開催にあたり魅力ある素材をさらに磨き上げていただくとともに、おもてなしの心で多くのお客様をお迎えできるよう、弊社とともに準備いただきたくお願い申し上げます」と決定通知書を読み上げ、知事へ手渡した。
滋賀県でのDC開催は、2000年1月~3月に実施した『いち、にの、さん、滋賀』以来の27年ぶり2回目の開催となる。
決定通知書を受け取った知事は、「とても嬉しく、心強く、またありがたいことだと思っている。準備、おもてなし、お迎えはこれからなので、来年度のプレ、2027年度の本番、更にはそのアフターへと、今年の万博、国スポ・障スポのレガシーをしっかりと引き継ぐ形で準備していきたいと思います」と述べた。
今夏には、県や市町、JR西日本、びわこビジターズビューロー、民間事業者などでつくる実行委員会を立ち上げる予定だという。
文化財の特別公開や食の特別メニューの提供、シガリズム体験を活用した特別なコンテンツの提供などを充実させていきたい考え。
15日付けで、開催に向けた取組を着実かつ強力に進めるため、デスティネーションキャンペーンの推進体制を整備すると発表した。
観光振興局内のシガリズム推進室を「シガリズム・デスティネーションキャンペーン推進室」に改称し、係を新設(3名体制)した。