「わたSHIGA輝く国スポ」の関連プログラムのデモスポ『小倉百人一首競技かるた』が11日、大津市の県立武道館で行われた。
競技会は、3人一組でたたかう団体戦と個人戦(F級)が用意され、団体戦には36組が、個人戦には17人がエントリーした。
県内に在住・在勤・在学している小学一年生から80代までが参加した。
団体戦は武道館2階で行われた。
100枚の札からそれぞれ25枚ずつの札を持ち、自陣に札を配置。
その後の15分間の暗記時間には静寂が訪れた。
競技開始2分前からは、素振りが許され、手を振ったり、畳をたたく音が響いた。
詠み手が「難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今を春べと 咲くやこの花」と序歌を詠み競技がはじまった。
畳の上の格闘技ともされる競技かるたは、読み上げられた上の句にあわせて、下の句の札を素早く取っていくスポーツ。小倉百人一首の第一番の歌は天智天皇が詠んだ「秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ」。
近江神宮(大津市)は天智天皇をまつり、夏には高校生による全国大会や、年始には名人戦・クイーン戦が行われ、かるたの聖地とされている。