「わたSHIGA輝く国スポ」に先駆けての関連プログラム『デモスポ』のピリヤード競技が10日、栗東市民体育館ではじまった。
県内に在住・在学・在勤するビリヤード愛好家38人が、それぞれエントリーしたAの部、Bの部に分かれて、11日までの2日間の競技を楽しんだ。
滋賀県ビリヤード協会事務局によると、Aの部には14人、Bの部には24人のエントリーがあったという。
大会ルールは「ナインボール方式」で6セット先取(Bの部は5セット先取)。トーナメント形式で順位を競った。
競技に先立って行われた開始式では、わたSHIGA輝く国スポ・障スポ栗東市実行委員会会長の竹村健栗東市長らによる始球式も行われた。
会場には、競技テーブルが10台設置されたほか、ビリヤードの普及を目的とする体験コーナーとして、ミニテーブルが2台設置され、誰でも自由にビリヤードが楽しめた。
体験コーナーで開始を待ちわびていた栗東駅前に住む神谷広太郎さん(75)は、「市の広報誌でビリヤードができると知って、楽しみにしてきた」と話し、「50年ぶり」と話しながら、キューを手にビリヤードを楽しんでいた。
また、大会を視察していた県国スポ・障スポ大会局の辻睦弘局長も体験コーナーで地元の小学生と対決。
勝負にはあっけなく敗れたものの、スポーツによる世代を超えた交流を自ら実践してみせた。
デモンストレーションスポーツ(通称『デモスポ』)は、国民スポーツ大会の実施カテゴリーのひとつ。
誰もが「する」「みる」「ささえる」様々な関わり方で参加できる競技であり、地域で考案されたニュースポーツ、滋賀の自然を体験できるスポーツ、参加者が交流しながら楽しめるレクリエーションなど、県内14市町で26競技が開催される。