『水』をテーマに滋賀の未来を考えるイベント「滋賀FUTURE THINKING WEEK」が、彦根市の銀座商店街にある滋賀銀行旧彦根支店の建物全体を使って開催されている。6日まで。
滋賀大学、トヨタ・コニック・アルファ(東京都)、アルスエレクトロニカ・フューチャーラボの三者による「滋賀みらい構想プロジェクト」の主催。たデータアート&サイエンス(DAS)は、社会課題に対して、データサイエンスにアートを加えた視点で課題の理解や分析、解決をめざす新しい学問領域。かつて金融の面から地域を支え未来を創ってきた「銀行」という場を、最新のテクノロジーとリテラシーをストックして人々に還元する「未来の銀行」としてAIを身近に理解できる体験展示や、各種コンテンツが展示され、土日にはワークショップやトークセッションが行われてる。
明日(5日)の13時から14時には、大津堅田の漁師、フィッシャーアーキテクトの駒井健也氏のトークセッション「琵琶湖の漁師の未来を考える」が予定されている。
また、最終日となる明後日(6日)には、長浜木之本の酒蔵「冨田酒造」や伊香高校、滋賀県立大学などが参加するトークセッション「地下水の流れをデータで特定し、地図をつくる」(13時~)が行われる。
会場に足を踏み入れると目に飛び込んできた一つのパネルにはこう書かれていた。
『豊かさやしあわせの答えが一つじゃないのと同じように、未来も同じくひとつではなく、無数にある中から自分たちが選び取るもの。いま注賀に暮らす人々が、滋賀にとってふさわしい未来を考えてみる。
ここにしかない魅力を改めて再発見しながら、起きている課題に向き合い、何を守り、何を受け継ぎ、何を変え、そしてどういう一歩を踏み出していくのか。
ここにはデータサイエンスとアートを用いて取り組んだ賀各地のプロジェクト事例をはじめ、過去と現在を読み解くことで見えてくる未来へのインスピレーションが散りばめられています。さまざまな風示に実際に触れながら、自分たちにとっての未来について思考をめぐらせ、対話を重ね、実際に生まれるあたらしい一歩へと繋いでいくことがこのイベントの願いです。』
人々に未来のインスピレーションを喚起させる総合イベント。BIWAKO LOVER、SHIGA LOVERは必見です。入場無料。午前10時~午後6時。