第133回直木賞を受賞した小説を映画化した『花まんま』。作品中、彦根市が非常に重要な場所として登場しており、県内各地で撮影が行われました。たった一人の妹の親代わりとして大阪下町で生きる熱血漢の兄、俊樹を演じる鈴木亮平さんと、まもなくの結婚を控えながら、実はある“秘密”を抱えている妹、フミ子を演じる有村架純さんに、滋賀の思い出や撮影のエピソードについてお話いただきました。
高校生の頃に、ガリバー(青少年旅行)村に行きました。楽しかったです。
高校1年生のときに、学校行事で琵琶湖に行って、カヤックをしたことを覚えています。
JR醒ヶ井駅から徒歩約10分
フミ子が記憶を頼りに町中を彷徨うシーンが撮影されました。醒井は、中山道の宿場町として栄えた町で、醒井の地名の由来ともなった「居醒の清水」を源流とした地蔵川の流れに沿って、今も風情ある町並みが続いています。
JR・近江鉄道彦根駅から徒歩約30分、またはシャトルバス約8分(オーミマリン彦根港の利用者に限る)
俊樹と太郎(フミ子の婚約者)が彦根にいるフミ子を車で探しに行く途中、休憩するシーンが彦根港で撮影されました。彦根港からは、琵琶湖八景のひとつ竹生島をめぐる観光船が運航されています。
映画中、近江鉄道 日野駅は「彦根花室駅」として登場します。フミ子が彦根花室駅に到着し、立ちすくむシーンが撮影されました。また、高宮駅では幼少期の俊樹とフミ子が電車に乗るシーンが撮影されました。
駅での撮影は、学生の方々が利用される時間帯でした。親御さんが駅にお迎えに来ていらっしゃって、みんなで子どもたちを守っている町だなと感じました。
「近江鉄道」では、金・土・日・祝日に大人1日900円、子ども450円で 乗り放題となる「1デイスマイルチケット」を発売中です。5月には八日 市駅周辺で近江鉄道の「ガチャコンまつ り」も開催されます。近江鉄道で『花まん ま』のロケ地巡りの旅はいかがでしょうか?
JR・近江鉄道彦根駅から 徒歩約15分
俊樹と太郎(フミ子の婚約者)が彦根にいるフミ子を車で探しに行くシーンが撮影されました。国宝・彦根城は、春の梅・桜、夏の深緑、秋の紅葉、冬の雪化粧と、四季折々の美しさを楽しめます。
彦根城は令和6年10月にイコモスから「世界遺 産登録の可能性がある」と事前評価を受け、登録に向けて大きく前進しました!江戸時代の社会の安定を支えた大名統治システムを示す城として、2025年の国内推薦候補決定、2027年の世界遺産登録を目指し、みんなで盛り上げていきましょう!
イコモスが評価した大名統治システムとは?
このシステムでは、大名が将軍から地方統治の拠点である城を預かり、重臣とともに話し合いで政治を行いました。城には政治に必要な施設が設けられました。彦根城にはこれらの施 設が現在も良く残っています。
過去、ロケで滋賀県に行った際に、撮影が休みの日に彦根城に行きました。日本の城で天守が現存しているというのは本当に珍しいので、ぜひ世界遺産登録を目指して頑張ってほしいです。また、彦根城を訪れる皆さんには、井伊直弼が出世する前に過ごしていた場所「埋木舎」をおすすめしたいです。
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