滋賀のリズムにふれて、心のリズムをととのえる旅へ。 （広報誌滋賀プラスワン 令和4年（2022年）11・12月号 vol.200）

朝日にきらめく琵琶湖、紅葉が彩る山や里を訪ねて、滋賀の風景の息をのむほど美しい瞬間を心に刻む。のんびりマイペースで自転車に乗って景勝地を巡ったり、カヤックを漕ぎながら琵琶湖と空の広さを体感して過ごす。あるいは、歴史に思いを巡らせながら城跡をたどる途中で、滋賀の暮らしに育まれた手仕事の技や美味なるものを探してみる。四季折々、滋賀の楽しみ方はまだまだたくさんあります！ 今年9月から公開のweb版「シガリズム体験」メニューで、次の休日の行き先を探してみましょう。

琵琶湖を一周するだけでなく、琵琶湖その他県内各地の観光地や景勝地を自転車で周遊するのが「ビワイチ」です。今年4月1日に施行したビワイチ推進条例により、11月3日をサイクリングを楽しむ「ビワイチの日」、11月3日～9日を「ビワイチ週間」と定め、期間中様々なイベントやサービスを提供します。この機会に自転車を利用して、滋賀の美しい景色や観光地などをお楽しみください。

日本で唯一の淡水湖に浮かぶ有人島の沖島で湖から吹く爽やかな風を楽しむ。
滋賀で最も高い伊吹山で出会う美しい亜高山帯植物の花々に癒される。
長い年月をかけて育まれた豊かな自然の中に溶け込み、
ゆっくりと流れるシガリズムに憩いませんか。

壮大な景色が広がる湖にカヤックを浮かべて水上散歩をする。
湖畔沿いのサイクリングを楽しみながら、自分だけの景色を見つける。
湖と山々が織りなす豊かな自然を五感を使って楽しむ、
心地の良い時間を。

淡水文化が生んだ発酵醸造の本場で米糀を使って味噌づくりを体験する。
琵琶湖を愛でながら湖魚の新たな味覚に出会う。
豊かな自然が生み出した水の魅力を地酒で知る。滋賀に根付く、
人と自然が織りなす発酵文化。ここでしか味わえない食が待っています。

東洋一の小学校といわれた校舎で昭和のレトロな魅力に触れる。
当時の姿を美しく残す彦根城で江戸時代の空気を垣間見る。
水と祈りの文化が残るお寺で歴史をつむぐ。
母なる湖と豊かな自然が見守ってきた数々の歴史の記憶を辿ってみませんか。

様々な滋賀の魅力にふれられる「シガリズム体験」に、今年の秋から新たなコンテンツが続々と登場しています。体験のリアルな様子を伝えるべく、滋賀出身の俳優・八木莉可子さんが、ビワコパールサプライズの「びわ湖パールの核入れ、アクセサリー作り」と、片山木工所の「独楽の絵付け」を体験。滋賀の自然の恵みや伝統の技にふれる充実の一日を過ごしました。八木さんのシガリズム体験はweb滋賀プラスワンで公開中！ ぜひご覧ください。

滋賀の伝統的な高級麻織物「新之助上布」を使った、琵琶湖ブルーの雛人形で知られる雛匠・東之湖さん。その工房を見学して伝統の技法と独創性にふれた後、好きな色の新之助上布を選んで折り雛を作ります。飾り台と屏風をつけて、自宅でひな祭りに飾れる本格的な仕上がりに！

お問合せ 雛匠 東之湖 東近江市五個荘竜田町661-3

およそ1400年前、聖徳太子によって伝えられたとされる伝統的工芸品「木珠」。近江八幡と木珠の歴史にふれ、思い出のある木材から木珠を作るカワサキの取り組みなどを工場で見学します。多種多様な質感と色の木珠から選んで作る数珠は、組紐か房飾りを付けた本格的な仕上がりです。

お問合せ カワサキ 近江八幡市中村町690

深い藍色が美しい近江下田焼を、オリジナルの絵や形で作ってみませんか。江戸時代から続く伝統工芸を復活させ、藍色への愛があふれる陶工・小迫一さんの指導で、好きな絵や言葉をお皿に描く絵付け体験と、粘土をこねて成形する手びねり体験の2つのコースがあります。

お問合せ問 近江下田焼陶房 湖南市東寺2丁目11-9

築150年の古民家で、地域の人が大切に守るアカヤの湧き水を利用して豆腐を手作りし、かまどでご飯を炊き、囲炉裏を囲んでゆったりしたひと時を。地元・高島で採れたお米や野菜、魚を素材に、滋賀の歴史を伝える古民家の空間でいただく滋味豊かなランチは、なんとも贅沢な時間！

お問合せ たらいち邸 高島市マキノ町上開田145-1

百人一首に詠まれた「逢坂の関」の地で、150年以上にわたって受け継がれてきた藤三郎紐。独自の研究を重ねた草木染めが醸し出す、糸の淡く深みのある色の美しさに目を奪われます。この糸を使い、組台で糸を交差させて組紐を作り、オリジナルのストラップに仕上げます。

お問合せ 藤三郎紐 大津市逢坂1丁目25-11

予約もwebでらくらく

公益社団法人びわこビジターズビューローが運営する「滋賀県観光物産情報ウェブサイト」内の「シガリズム体験」では、9月からwebでの予約受付もスタート！ 思い立ったら、すぐに予約できます。