果樹カメムシ類(主にチャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ)の多発生に関する注意報を令和8年5月14日に発表しましたが、引き続き実施しているフェロモントラップ調査1)および予察灯調査2)での誘殺数が、6月第4半旬から再び増加しています。7月第2半旬までのフェロモントラップでのチャバネカメムシの累計誘殺数は、平年の約2.6倍、予察灯での果樹カメムシ類の累計誘殺数は平年の約1.5倍となっています。
また、すでに果樹園への飛来も認められ被害の拡大が懸念されます。そのため、別添のとおり7月15日付で病害虫発生予察注意報第4号を発表しました。
令和8年度病害虫発生予察注意報第4号(果樹カメムシ類) (PDF:388 KB)
本県で果樹を加害するカメムシ類は、主にチャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシおよびクサギカメムシの3種です。
今後、気温の上昇とともに、果樹カメムシ類の活動がさらに活発になり、果樹園への飛来が増加するため、被害の発生が懸念されます。
【滋賀県防除所】チャバネアオカメムシ (JPEG:23 KB)
【滋賀県防除所】ナシの果実の吸汁被害 (JPEG:128 KB)
写真を使用される場合、「滋賀県病害虫防除所提供」と記載をお願いします。
果樹カメムシ類は、口吻を果実に挿入して吸汁します。被害を受けた果実は、吸汁痕が残る、表皮が凸凹になるなど、商品価値がなくなります。
このため県では、果樹農家に対して、果樹カメムシ類の飛来を認めたら薬剤を散布するなど、対策の徹底を呼びかけています。
(参考)
1)フェロモントラップ調査:成虫を誘引する効果がある物質(フェロモン)を利用し、成虫を捕獲して害虫の発生量を調査する方法。
2)予察灯調査:昆虫が光に誘引される性質を利用し、夜間に電球を点灯することで成虫を捕獲して、害虫の発生量を調査する方法。