果樹カメムシ類(主にチャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ)のフェロモントラップ調査1)での誘殺時期は平年より早く、予察灯調査2)での誘殺数が5月第2半旬に急増しました。
すでにナシへの飛来が認められています。また、チャバネアオカメムシの越冬成虫数3)は、過去10年間で最も多いです。そのため、別添のとおり5月14日付で病害虫発生予察注意報第2号を発表しました。
令和8年度病害虫発生予察注意報第2号(果樹カメムシ類) (PDF:288 KB)
本県で果樹を加害するカメムシ類は、主にチャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシおよびクサギカメムシの3種です。
今後、気温の上昇とともに、果樹カメムシ類の活動がさらに活発になり、果樹園への飛来が増加するため、被害の発生が懸念されます。
【滋賀県病害虫防除所】チャバネアオカメムシ (PNG:304 KB)
【滋賀県病害虫防除所】ツヤアオカメムシ (JPEG:64 KB)
写真を使用される場合、「滋賀県病害虫防除所提供」と記載をお願いします。
果樹カメムシ類は、口針を果実に挿入して吸汁します。被害を受けた果実は、吸汁痕が残る、表皮が凸凹になるなど、商品価値がなくなります。
このため県では、果樹農家に対して、果樹カメムシ類の飛来を認めたら薬剤を散布するなど、対策の徹底を呼びかけています。
(参考)
1)フェロモントラップ調査:成虫を誘引する効果がある物質(フェロモン)を利用し、成虫を捕獲して害虫の発生量を調査する方法。
2)予察灯調査:昆虫が光に誘引される性質を利用し、夜間に電球を点灯することで成虫を捕獲して、害虫の発生量を調査する方法。
3)越冬成虫数:冬季に対象害虫が越冬する場所で調査して得られた成虫数であり、次年度の発生量の目安となる。