・琵琶湖博物館への質問がきっかけになり、珍しいアメリカアカヘリタマムシが滋賀県彦根市で発見されました。
・滋賀県での発見は昭和31年(1956年)以来、69年ぶりとなります。
・北米原産の外来種ではありますが、日本在来の生態系への大きな懸念はありません。
・今回の発見を記念して、5月2日から琵琶湖博物館C展示室でアメリカアカヘリタマムシの標本を展示します。
令和7年(2025年)4月、「見慣れないタマムシを彦根市で発見した」と当館にメールでお問い合わせがありました。
学芸員と一緒に調べた結果、珍しいアメリカアカヘリタマムシという種であることが分かりました。
滋賀県では1956年に大津市で1度採集されたことがあるだけで、今回の発見は滋賀県では69年ぶりの発見となります。
この発見は月刊むし655号に掲載されました。
今回の発見を記念し、彦根市で採集された標本に加えて、1956年4月に大津市で採集された貴重な標本も展示します。
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トピック展示「アメリカアカヘリタマムシを約70年ぶりに発見」
開催期間: 令和8年(2026年)5月2日(土)~6月21日(日)
開催時間: 9:30~17:00(最終入館16:00)
開催場所: 琵琶湖博物館C展示室生きものコレクション
内容: アメリカアカヘリタマムシの標本(2025年採集、1956年採集の2個体)
入館料:常設展示観覧料が必要になります。
北米原産のタマムシで、木材の輸入に伴い、日本国内でも稀に発見されることがあります。
長寿の昆虫としても有名で、木材の中にいた幼虫が成虫になって出てくるまで、50年以上かかった事例も知られています。
北米原産の外来種ではありますが、日本在来の生態系への大きな懸念はありません。
家屋内で見慣れない虫を見つけ、とてもきれいな色をしていたため、虫好きの息子と一緒に調べてみることにしました。
琵琶湖博物館に問い合わせたところ、とても珍しい虫だと分かり、大変驚きました。
生態について詳しく教えていただき、さらに驚いたのは、成虫になるまで20年以上も家屋で過ごしていた可能性があるということです。
今回の出来事を通して、身近な場所にも思いがけない発見があるのだと実感しました。