令和7年1月の埼玉県八潮市での道路陥没を受け、国の要請により本県でも令和7年6月から全国特別重点調査を実施。令和8年2月末時点の全国の実施状況が国土交通省により4月21日に公表された。3月末時点の本県の実施状況と今後の対応を資料提供する。
・路面陥没発生の可能性が高い緊急を要する箇所はなかった。
・緊急度1の箇所の対策については6月末までに完了予定。
・目視調査:下水道管内部の状況等を調査
・空洞調査:地中の空洞有無を調査し、道路陥没発生の可能性有無を確認
【参考】全国特別重点調査の概要 (PDF:2 MB)
本県の対象実施箇所:24.613km
(優先実施箇所:12.200km、優先実施箇所「以外」:12.413km)
■目視調査(テレビカメラによる管内部の調査)
○24.613km のうち24.613km 実施済(全区間調査完了)
・緊急度1と判定した延長(うち要対策延長)(⇒速やかな対策が必要)
0.320km(うち0.015km) (国公表値 0.320km(うち0.015km))
・緊急度2と判定した延長(⇒応急措置の上、5年以内に対策が必要)
10.425km注1)(国公表値 9.778km)
・緊急度未判定の延長
0km注1)(国公表値 0.647km)
注1)琵琶湖湖底地下の区間(0.647km)については、概略調査では著しい劣化は認められないものの、詳細調査実施不可のため緊急度2相当と判断して対応を検討
■空洞調査
○空洞探査車による路面から約2mの深さまでの調査(令和7年9月完了)注2)
11.553km実施済 (国公表値 11.553km)
(優先実施箇所(12.200km)の内、琵琶湖湖底地下の区間(0.647km)を除いた延長)
⇒路面陥没発生の可能性が高い箇所は無し
注2)ボーリング調査等による詳細調査に時間を要するため、優先実施個所で実施
〇詳細調査(ボーリング調査・地表面弾性波探査)
10.098km のうち 10.098km 実施済
(緊急度1(0.320km)+緊急度2(10.425km)の内、琵琶湖湖底地下の区間(0.647km)を除いた延長)
・ 0.320km(緊急度1:空洞無し)
・9.778km(緊急度2:詳細結果解析中。4月末完了予定)
⇒速報:路面陥没発生の可能性が高い緊急を要する箇所は無し
・緊急度1の箇所の対策:6月末までに完了予定
・緊急度2の箇所の対策:5年以内を目標に検討、実施
・空洞判定の実施:4月末までに完了予定(空洞調査は実施済)
○当該箇所の状況
・令和7年10月10日に作業員が下水道管に入って詳細調査したところ、当該箇所は公共下水道管の接続部であり、通常箇所に加えて内側も鉄筋コンクリートで補強しており、その鉄筋が露出していることが判明。(下図)
・鉄筋露出により320mを緊急度1と判定していたが、詳細調査により、損傷の大きさは、長さ37cm、幅100cm、深さ18cmであることが判明。
・外側の鉄筋は健在であり、外部から土砂等の侵入も見られないことから、たちまち陥没の危険性は考えにくい。
・路上からの空洞探査車による調査では、地上から2mまでではあるが、近辺で空洞は確認されなかったため、通行止め等は実施していない。
・11月6、7日に実施したボーリング調査の結果でも空洞は確認されなかった。
○対策
・当該箇所は流量が多く、作業期間が深夜に限られるなど厳しい現場条件であり、十分な安全を確保した上で対策を進めている。
・補修工事内容:劣化部除去、断面修復、防食被覆(6月末完了予定)
・全国特別重点調査の対象である7市町(大津市、近江八幡市、草津市、守山市、栗東市、甲賀市、日野町)のうち、7市町で目視調査完了、6市町で空洞調査実施済
・緊急度1(要対策延長):1.157km、緊急度2(要対策延長):0.483km
・緊急度未判定:0km