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酒米新品種の名称が「湖響(こきょう)」に決まりました!

湖響の生育写真

背景

猛暑等の影響により「吟吹雪」等の酒米では収量・品質が低下しており、県では平成28年から気候変動下でも安定生産が可能な酒米新品種の開発を進めてきました。この度、県内酒蔵から名称候補を募集し、新品種の名称が「湖響(こきょう)」に決定しました。

決定までの経緯

「吟吹雪」は平成11年(1999年)に本県で開発された品種で、多くの酒蔵において使用されてきました。そうした中、猛暑等の影響により「吟吹雪」の収量・品質が不安定となり、生産者や酒蔵からは安定生産・安定供給が求められてきました。
そのため、新品種についても県内酒蔵から「吟吹雪」の後継として愛着を持って使用いただけるよう、品種名については滋賀県酒造組合が酒蔵から名称候補を募集しました。75件の応募の中から名称候補を絞り、最後に知事に名称を決定いただきました。

名称について

  • 名称:「湖響(こきょう)」
  • 名称に込められた思い:美しいキラキラした琵琶湖をイメージして名付けられました。琵琶湖の恵みのもと生産された近江の酒米「湖響」が県内の酒蔵で醸造され、「近江の地酒」として消費者の心に響き、多くの皆様に喜んでいただけることを期待しています。

新品種の特徴

  • 収量性や品質に優れており、県農業技術振興センターで実施した令和4年(2022年)~令和7年(2025年)までの4か年の試験では、収量は「吟吹雪」では316kg/10a(約5俵)に対し、「湖響」では620kg/10a(約10俵)と約2倍となりました。
  • 県南部産業技術共創センター(旧:工業技術総合センター)で行った小規模での醸造試験において、新品種の酒質は「吟吹雪」に近く、口当たりが良くまろやかでした。

名称発表セレモニーの出席者

滋賀県知事 三日月 大造
滋賀県酒造組合 会長 松瀬 忠幸
JAグリーン近江酒米部会 副部会長 熊木 喜一
JAグリーン近江 副組合長 中江 吉治

新品種の開発について

「吟吹雪」等の酒米について、猛暑等の高温の影響により収量や品質の低下といった問題が生じていました。そのため、県農業技術振興センターでは、猛暑でも収量・品質に優れ安定した生産が可能となる新品種の開発を平成28年(2016年)から開始し、令和7年(2025年)に新品種が完成しました。

湖響の系統図

今後の予定

  • 令和8年産から一般栽培を開始し、JAグリーン近江酒米部会にて約10haが作付けされます。また、令和8年5月4日(月)にJAグリーン近江管内のほ場で「湖響」の田植えを予定しています。
  • 多くの酒蔵が「湖響」に期待を寄せており、令和8年産「湖響」を原料として醸造された酒は令和9年2~3月頃に販売開始する予定です。
  • 令和9年産以降、「湖響」の作付拡大を進めることで、酒米の安定供給を図り、近江の地酒振興を図ります。
お問い合わせ
農政水産部 みらいの農業振興課 食のブランド推進室マーケティング係
電話番号:0775283892
メールアドレス:[email protected]