文字サイズ

CO2 固定コンクリート試行工事を実施しました

「CO2 ネットゼロ社会づくり」推進の取り組みの一環として、県内2箇所においてCO2 を吸収・固定するコンクリートを用いて河川工事を実施しました。

実施内容

実施場所

一級河川姉川(米原市伊吹地先):根固めブロックの設置10 基(CPコンクリート:6基*1、合成炭酸カルシウムコンクリート:4基*2)
一級河川妓王井川(野洲市小篠原地先):底張りコンクリートの施工*2

実施時期

2件とも令和8年2月下旬

施工主体

長浜土木事務所(姉川)

南部土木事務所(妓王井川)

連携企業

CPコンクリート: (株)安藤・間、灰孝小野田レミコン(株)、青木あすなろ建設(株)
合成炭酸カルシウムコンクリート:出光興産(株)、灰孝小野田レミコン(株)、日本コンクリート工業(株)

内容詳細

 滋賀県では、CO2 排出量実質ゼロを目指すための取り組みとして、企業と連携し、滋賀県の施工の公共事業で初めてCO2 固定コンクリートの試行工事を実施しました。
CO2 固定コンクリートとは、コンクリート材料である骨材へのCO2 固定や、セメントをCO2 固定させた材料へ置き換えることなどにより、本来大気中に排出されるCO2 のコンクリート内への封入を図り、コンクリート製造時のCO2 排出量を削減するものです。

 長浜土木事務所施工の姉川での工事において、河床や護岸の基礎部分が削られることを防ぐために設置する根固めブロックをCO2 固定コンクリートで製作し、10 基設置しました。
南部土木事務所施工の妓王井川での工事において、河床の洗堀を防止するための底張りコンクリートをCO2 固定コンクリートで打設しました。
今回の試行工事において、使用したコンクリート量14.9m3 に固定したCO2 の量は合計約950kg(CPコン約340kg*3、炭酸塩コン約610kg)です。

姉川
妓王井川

今後について

 今後も、企業と連携して様々な条件での実証事業を繰り返しながら、工事での実用化に向けて、技術的知見の集積を進めていきます。


*1:CPコンクリートは、“Carbon Pool Concrete”の略で、セメント焼成工程などで発生するCO2 をコンクリート由来の産業廃棄物に固定化し、コンクリート材料として再利用する地域内循環を構築します。この新技術により、CO2 の吸収と固定を最大・最速に実現し、カーボンネガティブを目指します。CPコンクリートの開発はNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)によるグリーンイノベーション基金事業「CO2 を用いたコンクリート等製造技術開発プロジェクト」の委託事業として実施しています。


*2:合成炭酸カルシウムコンクリートは、コンクリートスラッジを利用し排ガス中のCO2を固定化した合成炭酸カルシウムを使用したコンクリートです。本コンクリートは、滋賀県の2024 年度「滋賀県近未来技術等社会実装推進事業補助金事業」にて開発された技術です。

*3:CPコンクリートのCO2 固定量は、製造時に固定したCO2 の概算値を提示しています。型枠脱型後に固定させたCO2 量は、現在、測定中です。

お問い合わせ
土木交通部 流域政策局 河港事業室河川環境係
電話番号:077-528-4154
FAX番号:077-528-4904
メールアドレス:[email protected]