令和7年5月28日から令和7年8月25日の間に、133機関において実施した、令和6年度を対象とする財務監査(定期監査)等の監査結果および意見は、下記のとおりでしたのでお知らせします。
監査の結果に関する報告 (PDF:334 KB)
なお、概要は次のとおりです。
1.監査結果
滋賀県監査基準に則り監査した限り、重要な点において、監査の対象となった事務が法令に適合し、正確に行われ、最少の経費で最大の効果を挙げるようにし、その組織および運営の合理化に努めていることが認められました。
なお、一部において次のとおり是正または改善すべき事項が認められたので指摘しました。
(1) 子ども若者部子ども若者政策・私学振興課
会計年度任用職員の報酬等の支給において、休日の取扱いの誤りにより、休日勤務手当および時間外勤務手当に支給漏れが発生し、3,503,783円が未払となり、一部が時効により消滅している事例が認められたので、今後は適正な事務の執行に努められたい。
(2) 土木交通部監理課
令和6年度米原高校本館棟便所改修その他工事について、積算内訳書に不備があり、開札時に「無効」とすべきであったにもかかわらず、誤って落札決定を行い、契約手続を行っていたことが判明した。その後、契約を解除し損害賠償金を支払っていた事例が確認されたので、今後は適正な事務の執行に努められたい。
2.意見
・DXによる業務の効率化や改善について(総合企画部DX推進課、総務部人事課、行政経営推進課)
・補助金の概算払に係る適正な執行と再発防止の徹底について(総務部財政課、農政水産部みらいの農業振興課、会計管理局)
・事業の効果測定および検証について(琵琶湖環境部琵琶湖保全再生課、健康医療福祉部健康しが推進課、子ども若者部子ども若者政策・私学振興課)
・収蔵品の有効活用と保有する意義について(商工観光労働部イノベーション推進課)
3.監査結果および意見のフォローアップ
指摘事項および意見に基づき措置を講じたときは、その旨を監査委員に通知するよう求めています。また、次回以降の財務監査(定期監査)等において、指摘事項等および意見に基づく措置の状況の報告を求めています。