・琵琶湖博物館では、カイツブリの卵からの人工育雛は初めての試み。
・滋賀県の県の鳥に指定されている水鳥であるカイツブリの幼鳥3羽を展示しています。
・カイツブリは、滋賀県で大切にすべき野生生物‐滋賀県レッドデータブック‐では「希少種」に指定されています。
・縄張り意識の強いカイツブリは、成鳥になるとペア以外での同居は難しく、幼鳥期ならではの複数展示を行っています。
開館以来、水族展示水辺の鳥コーナーでは滋賀県を代表する水鳥としてカイツブリを展示してきました。
その中で、親鳥たちが子育てする様子をご覧いただくこともありましたが、ペアでの子育てが良好であったことなどから、孵化から完全に人の手による育雛は行ってきませんでした。
今回、東京都井の頭自然文化園(東京都武蔵野市)より有精卵を3卵分譲いただき、令和7年(2025年)8月10~11日に無事孵化したため、初めて人工育雛を行いました。
これまで、バックヤードで育てていましたが、ほぼ成鳥と同じ大きさになり巣立ちの時期となったため、より広い環境で発育を促したいとの思いから、3羽を展示水槽へ移動することにしました。
縄張り意識の強いカイツブリは、成鳥になるとペア以外での同居は難しいため、複数個体展示は幼鳥期ならではの期間限定となります。
・展示期間:令和8年(2026年)2月末頃まで(展示個体や館内の状況によって、展示を休止・一部変更する場合があります。)
・場所:琵琶湖博物館水族展示室4 水辺の鳥コーナー
・開館時間:9:30~17:00(最終入館16:00)
・入場料:常設展示観覧料が必要になります。
* その他休館日などの情報は、当館ホームページでご確認ください。http://www.biwahaku.jp/