県では、児童虐待をはじめ、子育て、いじめ、不登校、友達関係、家族間の問題などの悩みを持っている子どもや保護者が相談できる電話相談窓口「こころんだいやる」を開設しています。令和6年度の相談状況の概要を滋賀県のホームページに公表しましたので、ご案内します。
(www.pref.shiga.lg.jp/ippan/kosodatekyouiku/kosodate/337918.html)
なお、令和6年度の相談状況の要旨を下記に記します。
◆子ども・子育て応援センター(愛称こころんだいやる)の案内
電話番号:077-524-2030 および 0120-0-78310(なやみいおう)
開設時間:毎日午前9時から午後9時まで(12/29~1/3を除く)
○相談件数は、2,224件(R5年度 2,703件)と、前年度に比べ、479件減となりました。(表1)
○相談の内訳は次のとおりです。
(1)相談者の内訳(表2、表3)
相談者別に見ると、「母親」からの相談が1,156件(52.0%)と最も多く、次いで、子ども・青少年「本人」からの相談が692件(31.1%)で、子ども・青少年「本人」と「母親」を合計すると、1,848件と全体の83.1%(R5年度88.8%)を占めています。
さらに、子ども・青少年「本人」の内訳を見ると、専門・大学生や在宅、勤労青年を含む「その他」が413件(59.7%)と最も多く、次いで「高校生」78件(11.3%)、「小学生高学年」60件(8.7%)となっています。
(2)相談内容別(表4)
相談内容で最も多いのは「性格・行動」に関する相談で、840件あり、全体の37.8%(R5年度 24.9%)を占めています。次いで、「親自身の問題」に関する相談で604件、全体の27.2%(R5年度 48.2%)となっています。
(3)「児童虐待」と「いじめ」に関する相談(表5、表6)
「児童虐待」に関する相談は41件、「いじめ」に関する相談は51件となっています。児童虐待は「小学生高学年」が17件(41.5%)と最も多くなっています。また、いじめは「小学生高学年」と「中学生」がそれぞれ17件(33.3%)と最も多くなっています。
(4)専門的な機関への紹介件数(表7)
相談者に紹介した専門機関数は延べ148機関(121件)、相談件数全体の約5.4%を占めています。主な紹介先は、市町の家庭児童相談室、県精神保健福祉センター、県男女共同参画センターなどです。また、センターが直接連絡した専門機関は述べ40機関(35件)ありました。