栗東市小野地先の旧アール・ディエンジニアリング最終処分場(以下「旧処分場」という。)について、令和7年度第1回の旧処分場跡地の周辺環境影響調査(地下水等調査)の分析結果がまとまりましたのでお知らせいたします。
令和7年5月28日
滋賀県 琵琶湖環境部 最終処分場特別対策室
表1のとおり。位置については別添の調査地点図を御参照ください。
(※1) 地下水帯水層と遮水工事の位置関係
(※2) 上流は、ボーリング調査および電気伝導度の分析結果から、浸透水の影響はないと考えています。
(※3) 経堂池では年1回調査を実施しています。
以下の項目の中から調査地点に応じて調査を実施しました。詳細は別添の調査結果を御参照ください。
別添の調査結果のとおり。
各調査地点における安定型最終処分場の浸透水の基準(※4)および地下水の環境基準(※5)(以下「環境基準等」という。)の超過の状況は表2のとおりであり、その他の項目は環境基準等を超過していませんでした。なお、「H24-4(2)」では地下水位が低下しており、採水作業中に地下水が枯渇したことから分析を実施することができませんでした。
(※4) 一般廃棄物の最終処分場及び産業廃棄物の最終処分場に係る技術上の基準を定める省令(昭和52年総理府・厚生省令第1号)
(※5) 「地下水の水質汚濁に係る環境基準について(平成9年環境庁告示第10号)」および「ダイオキシン類による大気の汚染、水質の汚濁(水底の底質の汚染を含む。)及び土壌の汚染に係る環境基準について(平成11年環境庁告示第68号)」
表2の環境基準等を超過した項目の状況は次のとおりでした。
洪水調整池において、pHが公共用水域の環境基準(※6)を超過しましたが、その他の項目は超過していませんでした。
経堂池において、CODが農業用水基準(※7)を超過しましたが、その他の項目は超過していませんでした。
(※6) 「水質汚濁に係る環境基準について(昭和46年環境庁告示第59号)」および「ダイオキシン類による大気の汚染、水質の汚濁(水底の底質の汚染を含む。)及び土壌の汚染に係る環境基準について(平成11年環境庁告示第68号)」
(※7) 水稲の生育に影響を与える項目について、用水の取入口における水準として、昭和45年に農林省の公害研究会が策定したもの。
これまでの調査結果については旧RD最終処分場問題ホームページの中段「周辺地下水および浸透水調査結果」の「周辺地下水等調査結果」に掲載しています。