滋賀県との友好提携を結ぶ中国・湖南省にある汨羅は、ドラゴンボート発祥の地です。毎年盛大にドラゴンボート大会が開催されますが、今年は海外チームが招待されることになり、日本からは滋賀県のチームが唯一参加しました。5月24日(土)に海外・留学生チーム(ニュージーランド、韓国、アフリカ等)の12チームによる熱戦が繰り広げられました。
琵琶湖を中心に活動する複数のドラゴンボートチームからなる合同チームです。チームの枠を超えた交流と共に、2027年開催のワールドマスターズゲームズの地元ホストとしての取り組みの一環として、国内・海外への大会遠征を実施。
今大会に出場したのは、下は高校生から上は60代までの男女混合の14人です。
約2,300年前、中国戦国時代の楚の政治家・屈原が、楚の将来に絶望して汨羅に入水自殺したところを、近隣の漁民達が助けるためにドラや太鼓を打ち鳴らして舟で探し回ったことを起源とする説が有力です。
1983年に滋賀県は中国湖南省と、湖を縁に友好提携を結びました。湖南省にある、中国で2番目に大きい洞庭湖に注ぐ支流の一つが汨羅江です。湖南省から友好の印として1991年にドラゴンボート(ペーロン艇)2艇の贈呈を受けました。これをきっかけとして1991年より始まった『びわこペーロン』の大会は、琵琶湖の夏の風物詩となっています。
2027年に開催される『ワールドマスターズゲームズ2027関西』では、琵琶湖モーターボート競走場がドラゴンボート競技の会場となり、世界からドラゴンボートの選手の皆様をお迎えする予定です。