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琵琶湖博物館研究調査報告第 37 号&第 38 号が J-STAGE 上でオンライン公開されました

琵琶湖博物館が刊行した研究調査報告第 37 号「森と人の関係史―人は森をどう利用してき たのか」と第 38 号「東アジア古代湖「琵琶湖」の固有種成立過程」が、電子ジャーナルの無 料公開システム J-STAGE 上でオンライン公開されました。

概要

● 琵琶湖博物館研究調査報告第 37 号と第 38 号 J-STAGE 上でオンライン公開されました。

● 第 37 号では、琵琶湖周辺地域における「森と人の関係の歴史的変遷」に関する考古学・民 俗学・生態学の共同研究の成果が報告されています。

● 第 38 号で、「琵琶湖の固有種成立過程」に関わる古地理・植生史・古気候・陸上大型動 物・水棲生物の変遷についての共同研究の成果が報告されています。

研究調査報告37号&38号

研究調査報告37号&38号

詳細

琵琶湖博物館が刊⾏した研究調査報告第 37 号(2024 年 12 ⽉刊)と第 38 号(2025 年 5 ⽉刊)が、 電⼦ジャーナルの無料公開システム J-STAGE 上でオンライン公開されました。

第 37 号「森と⼈の関係史―⼈は森をどう利⽤し てきたのか」では、琵琶湖周辺地域における森と⼈ の関係の歴史的変遷に関する考古学・⺠俗学・⽣態 学の共同研究の成果が 9 本の論⽂(館外研究者 3 名 含む 5 名)として報告されています。

第 38 号「東アジア古代湖「琵琶湖」の固有種成 ⽴過程」では、固有種成⽴過程に関わる古地理・植 ⽣史・古気候・陸上⼤型動物・⽔棲⽣物の変遷につ いての共同研究の成果が 11 本の論⽂(館外研究者 6 名含む 12 名)として報告されています。 どちらの報告書も J-STAGE 上から、誰でも⾃由 にダウンロードすることができます。

*琵琶湖博物館研究調査報告は、⼀部の号をのぞいて、 J-STAGE ホームページより閲覧できます。

https://www.jstage.jst.go.jp/browse/rrlbm/list/-char/ja

書誌詳細

研究調査報告第 37 号 「森と⼈の関係史―⼈は森をどう利⽤してきたのか」

2024 年(令和 6 年)12 ⽉ 発⾏

  • 本研究の趣旨 妹尾裕介
  • 出⼟⽊製品⽤材データベースからみた⽊材利⽤の地域性 妹尾裕介
  • 滋賀県遺跡花粉データベースと湖南地域平野部における植⽣景観復元に向けた試み 林⻯⾺
  • 遺跡花粉データベースからみた奈良盆地の植⽣と⽊材利⽤の関わり 上中央⼦
  • 近代統計書から⾒た森林資源利⽤ 妹尾裕介
  • 近江における「柴⼭」の存在形態 渡部圭⼀
  • 野洲川下流域における集落・⽣産遺跡の動態 妹尾裕介
  • ⽇本における考古動物学の展望と課題 ⼭崎健
  • 資料:「滋賀県遺跡花粉データベース(APPALE-Shiga データベース)」 林⻯⾺
  • 歴史景観⽣態学の課題と展望 妹尾裕介

 

研究調査報告第 38 号 「東アジア古代湖「琵琶湖」の固有種成⽴過程」

⾼橋啓⼀・⽥畑諒⼀ 編 2025 年(令和 7 年)5 ⽉ 発⾏

  • 鮮新−更新世における琵琶湖の⽌⽔域の変化と⽔棲⽣物相に与える影響 ⾥⼝保⽂
  • 古琵琶湖層群および琵琶湖堆積物の花粉化⽯からみる現⽣植物群の成⽴変遷過程と 東アジアモンスーン・海流変動の影響 林 ⻯⾺
  • 古⼤型植物化⽯の産出記録に基づいた鮮新―更新統古琵琶湖層群の植物化⽯相の特徴 ⼭川千代美・百原 新
  • 古琵琶湖層群の後期鮮新世末の⼤型植物化⽯群集から復元した古植⽣ 百原 新・⼭川千代美・斎藤 毅
  • 湖岸に定着した海浜植物の来歴と湖岸環境への適応的な応答について ⼤槻達郎
  • 琵琶湖のカワニナ類の多様化の歴史とメカニズム 三浦 収
  • 核ゲノム分析がもたらした琵琶湖産⿂類の進化史に関する新たなる考察 ⽥畑諒⼀・渡辺勝敏
  • 古環境学および⽣物学的視点に基づく⽇本産陸⽣等脚⽬ヒメフナムシ属研究の⾯⽩さ 張替若菜
  • 新⽣代における⽇本の陸棲哺乳類の形成 ⾼橋啓⼀
  • マイクロウェア解析によるミエゾウとアケボノゾウの⾷性推定 ⼭⽥英佑
お問い合わせ
滋賀県庁 琵琶湖博物館 妹尾、田畑、林
電話番号:077-568-4811
メールアドレス:[email protected]