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水族トピック展示「里山のヨウセイ ヤマトサンショウウオの幼体」を開催します

4月28日(月)から琵琶湖博物館では水族トピック展示「ヤマトサンショウウオの幼体」を開催します。

概要

・滋賀県で希少種に指定されている、小型サンショウウオの一種であるヤマトサンショウウオの生体(幼生・幼体)を展示します。

・水の中で卵塊から孵化し、ウーパールーパーでおなじみの外鰓がある幼生期間を経て、小さな幼体となって陸地にあがるサンショウウオの生活史を生体とともに紹介します。

・ヤマトサンショウウオの生息環境や保全の重要性についてパネルで紹介します。

ヤマトサンショウウオ幼生

ヤマトサンショウウオ幼生

詳細について

「ヤマトサンショウウオ」は、滋賀県では「滋賀県で大切にすべき野生動物―滋賀県レッドデータブック―」で希少種に指定されている小型のサンショウウオです。

滋賀県や近畿地方の山間部に生息し、日中はひっそりと枯草の陰などで生活をしています。野外では直接目にする機会が少ないですが、2月~3月に休耕田など水の流れがほとんどない水中に産卵し、田んぼなどで鰓のある幼生期を過ごし、6月頃に幼体となって上陸して、山間部に戻ることが知られています。

当館では、2019年から保護増殖センターでヤマトサンショウウオの生息域外保全を開始しました。また、野生個体群を守るための自然環境の保全について考えるきっかけとなることを期待し、2024年度から成体の生体展示を開始し、多くの来館者の皆様に興味深く観察していただいています。

今回、このヤマトサンショウウオの幼生期を知っていただき、自然環境の保全について考えていただくきっかけとするため、常設展示では見ることのできないヤマトサンショウウオの生体(幼生・幼体)を展示します。ゴールデンウィークには、ぜひこの珍しいサンショウウオを見に来てください。

展示生体は、株式会社ダイフクにご協力いただきました。

・会期:2025年4月28日(月)~6月1日(日)

(月曜日休館、ただし4/28、5/5は開館、5/7は休館)

(展示個体の状態によって、展示を休止・変更する場合があります)

・開催時間:9:30~17:00(最終入館16:00)

・開催場所:琵琶湖博物館水族展示室保護増殖センター前

・入場料:常設展示観覧料でご観覧いただけます。

お問い合わせ
滋賀県庁 琵琶湖博物館 松岡、林
電話番号:077-568-4811
メールアドレス:[email protected]