令和6年度滋賀県中小企業振興資金の利用実績について－ポストコロナおよび物価高騰等による資金需要の増加への対応－

2025年6月10日

　滋賀県では、県内の中小企業の皆様の経営基盤強化とその振興発展に資することを目的とし、「滋賀県中小企業振興資金」融資制度を設けています。

　この度、令和6年度の利用実績をとりまとめましたので、下記のとおりお知らせします。

総利用実績

　令和6年度の県制度融資の総利用実績（新規貸付）は、2,125件、229億8千2百万円でした。前年度と比較すると件数で79.5％、金額で70.2％と件数、金額ともに減少しています。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により資金需要が急増した令和2年度を除くと、概ね2千件から3千件程度利用されています。

過去5年間の総融資実績の推移（単位：件・百万円）
年度	令和2年度	令和3年度	令和4年度	令和5年度	令和6年度
件数	18,320	3,017	1,906	2,674	2,125
金額	306,666	34,574	17,375	32,750	22,982

資金別の利用状況

ゼロゼロ融資等の借り換え需要に加え、新たな資金需要にも対応する資金として令和5年1月に創設した『セーフティネット資金（ポストコロナ新規枠およびポストコロナ借換枠）』については、令和6年6月の取扱終了までに659件、115億6千万円の利用がありました。この資金の取扱終了後、引き続き、こうした資金需要に応え、事業者を支援するため同年7月1日に創設した『セーフティネット資金（経営力強化新規枠および経営力強化借換枠）』についても、446件、52億6千万円の利用がありました。
原油価格・物価高騰により、経営に影響を受けている中小企業者の経営の安定を図るために令和4年6月に創設した『短期事業資金（原油価格・物価高騰対応枠）』については、116件、6億4千万円の利用があり、前年度と比較すると件数で165.7%、金額で148.2%となり、大幅に増加しました。
『開業資金（創業枠、創業サポート枠および女性創業枠）』については、全体で208件、10億3千万円の利用があり、件数で110.1%、金額で112.4%と増加しました。

※資金ごとの利用実績は「令和6年度滋賀県中小企業振興資金融資実績一覧表」を御覧ください。