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令和2年度病害虫発生予察特殊報第1号(ツマジロクサヨトウ)の発表について

1.発生の経過

 近江八幡市に設置したツマジロクサヨトウ用フェロモントラップにおいて、令和2年6月2日、本種と疑われる成虫が捕獲されました。農林水産省神戸植物防疫所に同定依頼した結果、本県では未発生のツマジロクサヨトウであることが確認されました。なお、県内では現在、農作物における本種幼虫の発生および被害は確認されていません。

 本種は、令和元年7月3日に鹿児島県の飼料用トウモロコシほ場において国内で初めて確認されました。その後、21府県において現地ほ場での発生が確認されているほか、近隣では兵庫県や京都府でもフェロモントラップにおいて雄成虫が誘殺され、特殊報が発表されています。

2.ツマジロクサヨトウの形態および生態

 成虫は開張約37mm、雌雄で外観が大きく異なり、雄のみが前翅に淡色斑と白斑を持ちます。終齢幼虫は体長約40mmで、頭部の複眼と前額の境界にみられる逆Y字状の模様および尾部の斑点が特徴となります。本種は南北アメリカ大陸の熱帯~亜熱帯原産で、分布地域は、北米~南米、アフリカ、アジアです。

 これまでのところ、国内で発生が確認された農作物は飼料用トウモロコシ、ソルガム、スイートコーン等です。幼虫は植物の葉、茎、花および果実を食害します。若齢幼虫は葉を裏側から集団で加害し、成長すると加害しながら分散します。

3.防除対策

 生育初期に幼虫の食害を受けた場合、被害が大きくなると考えられるため、ほ場巡回を行い早期発見に努めます。本種と疑われる幼虫を発見した場合には、速やかに病害虫防除所に連絡して下さい。県は、本種の発生が確認された場合、国との協議により、加害が確認された作物ごとに選定した薬剤による散布の指導や、発生が確認されたほ場では、本虫の分散を防ぐため、収穫後は速やかに耕起し、残渣をすき込むよう指導します。

お問い合わせ
滋賀県庁 病害虫防除所
電話番号:0748-46-4926
メールアドレス:GC70@pref.shiga.lg.jp
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