新型コロナウイルスに感染した患者の発生について（県内2例目）第2報

3月14日、県内の医療機関から管轄の保健所に対して、新型コロナウイルス感染症患者の発生届が提出されました。

当該患者の検体を滋賀県衛生科学センターで検査したところ、3月15日、新型コロナウイルス陽性の結果が得られました。新型コロナウイルス感染症の患者の発生が滋賀県内で確認されたのは2例目です。

本件について、濃厚接触者の把握を含めた積極的な疫学調査を確実に行ってまいります。

概要

（1）年代:50代

（2）性別:男性

（3）居住地:滋賀県東近江市

（4）患者の症状・経過

3月3日(火) 38.4℃の発熱。市内医療機関A受診。インフルエンザ陰性。気管支炎疑い。

3月4日(水)～10日(火) 熱が上がったり下がったり。

3月11日(水) 咳と息苦しさあり。市内医療機関A再受診。X線撮影（左肺に薄い影）、ぜんそく薬処方

3月12日(木)～13日(金) 38.4℃の発熱

3月14日(土) 38.9℃の発熱、頭痛。市内医療機関A再受診。X線撮影(左肺に薄い影）
午前 市内医療機関Aから帰国者・接触者相談センターに相談
午後 接触者外来B受診。肺炎所見認めず。新型コロナウイルス感染症を否定できる所見無く、PCR検査必要と判断。医師の総合的判断により、疑似症として発生届が提出される。

3月15日(日) PCR検査陽性により、新型コロナウイルス感染症確定

現在、感染症指定医療機関に入院中

患者周囲の状況:患者の家族に咳症状（感染症指定医療機関に入院中）

（5）患者の勤務先

東近江市内の清掃業者

東近江市内の書店（夜間アルバイト）

（6）患者の行動歴:海外渡航歴無し

（7）濃厚接触者情報

・患者の家族（3月16日のPCR検査で陽性となった（県内3例目）。）

・患者の同僚（清掃業者従業員）9名

・3月8日に開催された法事の参加者（患者、患者の家族を除く）6名

・その他の濃厚接触者については調査継続中