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令和元年度病害虫発生予察特殊報第2号(ネギハモグリバエ別系統)の発表について

1.ネギハモグリバエ別系統の特殊報を発表

 令和元年6月、県内の一部のネギほ場において、ハモグリバエ類による著しい食害によって、葉が白化する症状が確認されました。この被害状況は従来の食害の症状と著しく異なり、他県で発生が認められているネギハモグリバエ別系統の食害と類似していたため、(国研)農業・食品産業技術総合研究機構・東北農業研究センターに遺伝子型の解析を依頼した結果、従来の系統(A系統)とは異なる別系統(B系統)であることが明らかとなりました。

 国内における別系統の発生は、平成28年頃より京都府で確認され、特殊報が発表されました。その後、茨城県、富山県、千葉県、長野県、埼玉県、新潟県、栃木県および三重県で確認され、特殊報が発表されています。

 本県では、これまでネギハモグリバエは発生していましたが、県内で初めてB系統の発生を確認しましたので、令和元年度病害虫発生予察特殊報第2号として発表しました。

 特殊報とは、県内に今まで発生が確認されていなかった病害虫を発見した場合や、ある害虫が今までの発生とは違う特異的な発生をする現象が認められた場合に発表しております。

2.ネギハモグリバエ別系統の特徴

 ネギハモグリバエのA系統とB系統は、ともに成虫の体長は約2mm、胸部と腹部は黒く、その他の部分は淡黄色で、形態による識別は困難です。幼虫はうじ虫状で、成長すると体長約4mm に達します。蛹は体長約3mm の褐色、俵状です。

 幼虫が葉中に潜り込んで食害し、食害後は白い筋状の潜孔を形成します。従来のA系統では1葉あたり1~数匹程度で加害するのに対し、B系統では1葉あたり10 匹以上の幼虫で集中的に加害する傾向があります。

3.防除対策

 発生を認めたら、系統に関わらずネギハモグリバエまたはハモグリバエ類に適用のある薬剤により、発生初期の防除を徹底します。被害葉及び収穫残さは本種の発生源となるので、残さは圃場内に放置せず、一カ所にまとめて積み上げ、ビニール等で覆い、裾部分を土で埋める等適切に処分します。

お問い合わせ

滋賀県病害虫防除所
電話番号:0748-46-4926
メールアドレス:GC70@pref.shiga.lg.jp
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