県史編さん事業の事務局を担う当館では、その調査成果の情報発信の一環として、ミニ展示を実施しております。
今回の展示では、明治から昭和戦前期までの滋賀県における病院の歴史をご紹介します。
滋賀県では、1877年(明治10年)に県立病院にあたる「医院」が大津に設置され、公的な医療の整備が始まりました(後に県立大津病院と改称)。
ところが、その後「医療は県が担うべきか、それとも民間に委ねるべきか」という考え方の対立のなかで、県立病院は廃止されました。そして県内の医療は郡立・町村立病院と開業医によって支えられていきます。
一方、第一次世界大戦後には、労働運動・社会運動の広がりや都市化の進展を背景にして、誰もが医療を受けられる体制の必要性が強く認識されるようになりました。県も農村での巡回診療や県立診療所の設置を進めていきます。
本展示では、当館所蔵の歴史公文書や新聞記事を通して、滋賀県内で医療施設の整備がどのように進んだのかご紹介します。
●展示題目:「近代滋賀の病院」
●展示期間:令和8年(2026年)8月3日(月)~11月27日(金)
●展示場所:県庁新館2階・県民情報室前展示ケース
●開庁時間:午前8時30分~午後5時15分まで(土日祝日・年末年始を除く)
●展示資料
(1)「公立大津病院出張診察所開設の件」明治18年(1885年)7月25日【明い235(104)】
(2)「事績取調書」明治33年(1900年)【明え251(5-11)】
(3)「実費診療所」昭和6年(1931年)6月4日『京都日出新聞』
(4)「衛生状況の概要」昭和13年(1938年)4月【昭お47(22)】
問合せ先:滋賀県立公文書館
電話…077-528-3122/FAX…077-528-4813
E-mail…[email protected]