有限会社フクハラファーム(彦根市薩摩町)が、農林水産省等が主催する令和7年度全国優良経営体表彰において、経営改善部門で最高位の農林水産大臣賞を受賞され、去る10月23日の「第27回全国農業担い手サミットinかごしま」において授与式が行われました。
なお、本県では、優良経営体表彰にて5年連続の農林水産大臣賞受賞となりました。
日時:令和7年11月6日(木)13:45~14:00
場所:知事室
訪問予定者:(有)フクハラファーム 代表取締役 福原 悠平(ふくはら ゆうへい)氏、営農部部長 福原 慎平(ふくはら しんぺい)氏
全国優良経営体表彰は、意欲と能力のある農業者の一層の経営発展を図るため、農業経営の改善や地域農業の振興・活性化に優れた功績を挙げた農業者を農林水産省および全国担い手育成総合支援協議会が表彰する事業です(平成22年~)。
令和7年度は、経営改善部門、技術革新部門、付加価値創造部門、地域創生部門、働き方改革部門、担い手づくり部門の6部門において、計50経営体・組織が農林水産大臣賞、農林水産省経営局長賞および全国担い手育成総合支援協議会会長賞を受賞されました(農林水産大臣賞は6経営体)。
今回、農林水産大臣賞を受賞された(有)フクハラファームは、令和6年度には、水稲194ha、麦類40.8ha、大豆15ha、野菜22.1haを栽培する、県内トップクラスの大規模な土地利用型経営体です。
「より安全で安心して召し上がっていただける農産物を育てる」「農業を通して地域社会へ貢献する」という経営理念のもと、地域の農地を引き受け規模拡大し、アイガモや水田除草機を利用した有機農業など、環境に配慮した農業にもいち早く取組、長く実践されています。
また、農地の集約化・大区画化を進めるとともに、スマート農業技術や乾田直播を導入し、基本的な技術の励行による合理化を進めることで、大幅に生産コストを削減されている点や、作期を分散し、労働力の平準化を進めるため、水稲に加えて小麦、大豆、キャベツを生産することで、周年雇用を実現されている点が高く評価されました。